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女の子のからだの悩み

月経のしくみと月経周期

この時期の女性にとって大きな変化といえば初経を迎えること。卵巣では卵子を育てるようになります。妊娠準備のために子宮内膜が定期的にはがれ落ちて体外に排出されるのが、月経です。月経周期(月経開始日から、次の月経の開始日まで)は25日から38日が標準的ですが、個人差があります。とくに初経から3年くらいの間は卵巣での卵子の放出(排卵)を伴わない見せかけの月経であることが多いため、周期が安定していないのが普通です。初経から3年を経過すると月経周期が安定し、毎月排卵するようになります。初経から3年の間であれば、月経不順はあたりまえ。初経以降なかなか次の月経がなくてもあわてなくて大丈夫。ただし、月経の出血が何カ月も止まらない、出血が2週間ぐらいの周期で頻回に起こるなどの場合は、短期間のホルモン治療で解決することが可能ですので婦人科を受診することをお勧めします。

月経は女性ホルモンの分泌によって調整されていますが、精神的なストレスやカラダの異常があると、女性ホルモンの分泌は敏感に影響を受け、周期が乱れたり、月経痛が強くなったりします。女性の健康のバロメーターといえます。

◆お話をきいた人 / 女性クリニック We!TOYAMA 種部恭子医師


●よくある月経の悩み

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Q月経の痛み(おなか、おっぱい、腰などが痛い)について
A痛みが強い場合は、我慢せずに薬をのみましょう。
痛み止めの薬の効果が出るのは1〜2時間後です。出血が始まってから1〜2時間後に痛みがひどくなる人は、出血後にすぐ薬を飲むと、痛みが強くなる時には効いてくるはずです。でも、決められた薬の量や飲み方を守りましょう。
売っている薬が効かないときは、産婦人科に相談に行きましょう。
詳しくはこちら
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Q月経の長さと間隔
A月経周期には、個人差がありますが、一般に25〜38日の間で、月経が続く日数は3〜7日です。
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Q月経中のお風呂について
A月経中こそ清潔が大切です。お風呂の中では、腟の入り口は括約筋で閉じているので、心配いりません。湯船に入る前に下半身を洗ってから入ることがマナーです。それでも気になる場合は、シャワーで済ませてもよいです。
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Q月経が2週間以上続いている
A無排卵性月経(むはいらんせいげっけい)という思春期にはよくある月経異常の可能性があります。貧血の心配があるので産婦人科を受診しましょう。
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Q2週間おきくらいに月経がくる
A正常なホルモンの反応の場合と、月経異常の場合があるので、家の人や学校の先生に相談して産婦人科を受診しましょう。
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Q16歳でまだ月経がない
A心配しなくてよいかどうかは、見分けるのが難しいです。産婦人科で相談しましょう。
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Qダイエットをはじめてから月経がない
A急激な体重減少が原因で、月経がなくなることがあります。これは危険なことなので、早めに産婦人科で相談しましょう。
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Q月経がいつもより遅れている
A セックスの経験がある場合…妊娠の可能性があります。
妊娠と避妊のこと
セックスの経験がない場合…
思春期はホルモンの分泌がアンバランスになりやすいですが、成長にともない規則的になってくるので心配いりません。激しい運動や精神的ストレスが原因で月経が不規則になることもあるので、自分の生活を振り返りましょう。

月経のサイクル
(別ウインドウで開きます)

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月経痛は我慢しないで鎮痛薬を。
低用量ピルがおすすめ。
ぜひ婦人科を受診してみて!

女性の多くが悩む月経痛。「病院に行くほどでも・・・」と放っておかないでください。
月経痛に悩む人のなかには、子宮内膜症という病気が潜んでいる人が10人に1人という高い割合で存在します。初経から数年しか経っていないような若年の女性でもすでに子宮内膜症が発症している場合があります。月経痛がある場合はぜひ婦人科を受診してみてください。

月経痛が強く、勉強や試験、仕事で能力が100%発揮できないというのは、社会としても大きな損失であり、残念なことです。鎮痛剤は我慢せずに、痛みがひどくなる前に(できるなら痛くなる前に)服用するのが、少量で長く効かせるポイントです。また低用量ピルは、月経痛を軽減する効果があり、現在は月経困難症(強い月経痛)の治療薬として使用されています。そればかりでなく、月経をスケジュールに合わせて自分で移動することができ、月経前のイライラや下腹痛などの月経前症候群を改善しますし、子宮内膜症の進展予防により卵巣を守る上でもおすすめ。また、貧血になるほど月経量が多い場合は子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどの原因疾患がある場合がありますが、低用量ピルを使用すると、月経量を減らしたりポリープを縮小させたりする効果もあります。最近の低用量ピルは副作用が少なく、長期使用での安全性が高く、長期使用で子宮体がんや卵巣がんを予防できることも証明されています。

◆お話をきいた人 / 女性クリニック We!TOYAMA 種部恭子医師

月経のサイクル

低用量ピルの処方について

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知っていると安心な月経の緊急対策!

思春期の月経は不安定。出血がいつ起こるかなんて、わかりませんね。女性にとって突然の出血は本当に困りもの。うまく対応できる方法を考えておきましょう。

出血に気づいたらまずはトイレに。スカートやズボンに血液がついていたら、スカートなら血液のついた部分を前にもってきてノートや教科書などでカバー。ズボンならノートを後ろで持って隠しながら移動。トイレで出血を確認したら、トイレットペーパーを折りたたんで「インスタントナプキン」を作って当てましょう。出血が多いときはトイレットペーパーではすぐにいっぱいになってしまうので、靴下を脱いで当ててみてください。月経の血液は、とても清潔できれいなもの。靴下を「インスタントナプキン」にしたあとは、家で靴下を洗えばいいだけです。これで緊急対策は大丈夫。学校の保健室には緊急用にナプキンが常備されているはずですから、落ち着いて保健室へいきましょう。大丈夫、女性なら誰もが生理の不安を抱えて生活しています。男子も、「女性って突然出血したりして大変なものなんだ」っていうこと、理解してね!

思春期のタンポン使用と入浴について。

月経量が多い人にとってタンポンは有効。スポーツする女性や、なかなかトイレに行けない状況で生活している女性は、タンポンを上手に使っていると思います。使ってみたいけど心配…と思っている女性も多いのでは?心配NO.1は、処女膜が傷ついてしまうかも!?だと思います。処女膜と呼ばれる部分は膜ではなく「ヒダ」なので、やぶれるものではありませんし、タンポンの使用で傷つくことはありません。でもうまく使えない人、どうしても使いたくない人は、吸収量の多い夜用ナプキンやパンツタイプのナプキンを使ってみてくださいね。月経時の入浴もOK。ただし、湯船に経血が広がることもあるので、ほかに入浴する人がいる場合はマナーに注意しましょう。

気になる症状があればいつでも婦人科へ

◆お話をきいた人 / 女性クリニック We!TOYAMA 種部恭子医師

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乳房・おっぱいのこと

思春期になると、乳房や性器の大きさや形が気になるかもしれません。異物感や痛みを伴うこともあるでしょう。これらは発達に伴う変化であることが多く、異常ではありません。
乳房の大きさは個人差がありますので、小さくても心配はありません。気になる場合はブラジャーで工夫する方法もあります。乳首がへこんだり、へん平でも問題はありません。(将来母乳をあげる時に、専門家に相談が必要になる場合があります。)
性器の形や大きさ、左右差、色も個人差が大きいですので心配はありません。性器のかゆみや下着の汚れがある場合は、何かの原因で腟炎(ちつえん)や性感染症になっているかもしれませんので、産婦人科での受診が必要です。

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女の子によくある病気

女の子に多い病気

性感染症のこと

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思春期のこころとからだの相談窓口
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月曜日〜金曜日

時 間 

AM8:30〜PM5:15

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