結核の予防のために
富山県厚生部健康課
<結核とは>
結核は、結
核菌によって起こる感染症で
す。結核菌は乾燥にとても強く、
高温や消毒剤に対しても強いのが特徴です。結核菌は主に肺に病巣をつくりますが、他の臓器に結核菌が感染することもあります。
「腎結核」「結核性髄膜炎」「脊椎カリエス」「腸結核」などです。
また、結核菌が血液を介して全身の臓器に広がる「粟粒結核」
は重症化しやすく
命に関わることもあります。
日本の結核患者の発生状況は、平成22年では約2万3千人の新たな患者が発生しています(罹患率18.2)。(罹患率=10万対)
全世界では平成20年で約940万人の新たな患者が発生しているといわれてい
ます。
<感染と発病>
結核の症状は「咳、痰、倦怠感、微熱」など、風邪に似た症状で始まります。病
状が進んでくると、咳やくしゃみをしたときに結核菌が飛び散り、
周りの人がその菌を吸い込むと感染します。
通常、体の抵抗力(免疫力)が働いて、結核菌の増殖を抑えていますが、免疫力
が弱まってくると、発病します。
感染した人が発病する確率は、5〜10%といわれています。
結核患者が発生し、周囲の方が感染する恐れがある場合には周囲の方に対し、健康診断を実
施します。健康診断の時期や方法については、担当する厚生セン
ター(保健所)で計画します。
検査などで感染がわかった場合、発病を抑えるために服薬する場合があります。
<予
防には>
定期的な
結核健康診断(胸部のX線検査)を受けて、健康であることの確認をしましょう!
また、乳
幼児は、結核に対する抵抗力が弱く、結核に罹ると重症化しやすいことから、早いうちからの予防接種(BCG接種)が必要です。
BCG接種は、生後6ヶ月までに必ず受けさせましょう。
「長引く咳は赤信号!」と言われるように、咳が2週間以上続くときは、結核を疑い、すぐに医療機関を受診し、検査や治療を受けましょう。 また、周囲の人にうつさないよう
マスクをしましょう。
<結核の治療>
結核に罹ったら、服薬治療が必要となります。
結核菌を排菌している状態では、入院が必要となります。服薬を行い、排菌が止まるようになると、通院にかわりますが、服薬治療はその後もしば
らく続きます。
確実な服薬をするために、DOTS(直接服薬確認方法)を行い、医療従事者らが直接服薬するところを確認しています。
結核の治療を安心して続けていただくために、法律によって治療費を一部公費で負担しています。申請方法については、受診している医療機関や最寄りの厚生
センター(保健所)にご相談ください。
※結核に関する統計、情報は結核予防会結核研究所のホームページから見る
ことができます。