骨髄バンクについて

骨髄バンクについて|富山県

骨髄バンクの役割

 (公財)日本骨髄バンクが主体となり、希望するすべての患者さんに骨髄移植(末梢血幹細胞移植)の機会を提供できるよう、多くの方々から提供希望者を募り、ドナー登録・管理を行い、また、骨髄移植希望者と骨髄提供希望者とのコーディネートを行うことなどを目的として、日本赤十字社及び地方自治体の協力により行われている公的事業です。

 骨髄とは、骨の内部にあるスポンジ状の組織です。そこには、骨髄液が満たされていて、その液体の中には、赤血球、白血球、血小板などの血液成分のもとになる造血幹細胞(骨髄幹細胞)が含まれています。
 骨髄移植(末梢血幹細胞移植)が対象となる主な病気には以下のものがあります。

・ 白血病・・・ 血液をつくる細胞の異常で、ガン化した血液細胞だけが増え、正常な血液が作れなくなる病気です。
・ 再生不良性貧血・・・ 血液をつくる造血幹細胞(骨髄幹細胞)の機能が低下し、血液成分が極端に少なくなるため、 出血や感染、貧血などが問題となる病気です。
・ 骨髄異形成症候群・・・ 白血病と再生不良性貧血の中間の病気で、血液成分が減少するとともに、血球の形に異常が起こる病気です。
  骨髄移植はドナーに全身麻酔をして注射器で骨髄から骨髄液を吸引し、採取した骨髄液を患者さんの静脈へ点滴で注入する治療法です。太い神経である脊髄に針を刺すことはありません。
 また、末梢血幹細胞移植とは、末梢血(全身を流れる血液)から造血幹細胞を採取し、骨髄移植と同様の方法で患者さんに注入する治療法です。通常、末梢血中に存在しない造血幹細胞は、白血球を増やす薬を注射すると、末梢血中に流れ出します。採取前の3~4日間、連日注射し造血幹細胞が増えたところで、血液成分を分離する機器を使い造血幹細胞を採取したものを患者さんに注入します。
 骨髄移植を成功させるためには患者とドナーの「HLA型」が一致しなければなりません。赤血球にA・B・O・ABの血液型があるように、白血球にも型があり、これを「HLA型」といいます。 このHLA型が一致する確率は、兄弟姉妹間で4分の1、非血縁者(他人)では数百~数万分の1しかありません。このため、HLA型が適合する骨髄提供者(ドナー)を見つけるのは、非常に困難です。