統計情報ライブラリー/生活・環境全国消費実態調査
3.富山県の貯蓄・負債(全世帯)
(1)貯蓄の動向
  −貯蓄現在高は年間収入の約1.73倍−

 全世帯における平成6年11月末の1世帯当たりの貯蓄現在高は、15,468千円で、年間収入の8,931千円を大幅に上回り約1.73倍となった。平成元年の貯蓄現在高は10,816千円で年間収入の7,515千円の約1.44倍となっており、1世帯年間収入に対する貯蓄現在高の割合は上昇傾向にある。(図1)

図1 貯蓄・負債現在高の推移(全世帯)
 

 つぎにこの内訳をみると、定期性預貯金が全体の50.3%を占めており、ついで生命保険など25.1%、有価証券が15.6%、通貨性預貯金が5.3%、金融機関外3.6%となっている。これは、平成元年と比べると定期性預貯金が2.7ポイント、生命保険などは1.9ポイント上回り、有価証券は(−)3.7ポイント下回っている。(図2)


 

 
(2)負債の動向
  −1世帯当たりの負債現在高は年間収入の約54.8%−

 全世帯における平成6年11月末の1世帯当たりの負債現在高は4,890千円で、年間収入の8,931千円の約54.8%に当たる負債を保有している。平成元年の負債現在高は3,450千円で年間収入の7,515千円の約46%に当たり、1世帯当たりの年間収入に対する負債現在高の割合も貯蓄現在高の割合と同様、増加の傾向にある。また、負債現在高の78.6%が住宅・土地のための負債で、これは平成元年の83.7%より(−)5.1ポイント下回っている。(図3)

  図3 負債現在高の推移(全世帯)