エネルギー・水道

 日本のエネルギーは、石油に大きく依存しているが、二度の石油危機をきっかけに天然ガス、原子力等と多様化してきており、近年では地球環境へ与える影響を考慮して、太陽光など再生可能エネルギーの導入が促進されている。
 東日本大震災に伴う原発事故発生を契機とし、エネルギーを巡る環境は大きく変化したことなどを受け、再生可能エネルギーの導入を最大限加速するなどのエネルギー基本計画を踏まえ、2030年度のエネルギー電源構成(エネルギーミックス)を盛り込んだ長期エネルギー需給見通しが示されている。
 本県は、明治の末期から豊かな水資源や急流河川を生かした、水力発電の開発が盛んに行われ、豊富で安価な電力により大規模な工業集積を形成するとともに、電力供給県としての役割を果たしてきた。
 平成26年度の発電電力量は151億kWhで、前年度の発電電力量と比べて7.3%の減となっている。また、 消費電力量は、118億kWhで前年度比0.6%の減となっている。
 本県では、水資源を活用するため、治水に加え発電等を目的とする多目的ダムの管理を実施するとともに、小水力発電所の建設や公共施設等への太陽光発電の導入など、再生可能エネルギーの導入促進に向けた取り組みが行われている。


県内電力の発電・消費量の推移

                     注1 消費量は、北陸電力(株)の販売電力量及び自家発自家消費電力量の合計。
                     注2 自家発自家消費電力量とは、最大出力1,000kW以上の自家用発電所において、
                         発電した電力量のうち自家消費した電力量。

                              資料出所:中部経済産業局電力・ガス事業北陸支局
                                     北陸電力株式会社


水道・公共下水道普及率・汚水処理人口普及率


資料:富山県生活衛生課・都市計画課