県民経済計算・生計

《県民経済計算》 平成24年度の日本経済の実質経済成長率(国内総生産(GDP)の対前年度増加率)は0.7%増となり、3年連続のプラス成長となった。
 本県の24年度経済成長率(県内総生産の対前年度増加率)は、名目で1.5%減(平成23年度2.0%増)、実質でも1.5%減(同3.5%増)となり、名目、実質ともに3年連続の減少となった。
 これは、総生産の7割弱を占める第3次産業が2年連続で増加したものの、主力産業である製造業において、円高傾向が続くもとでの企業の国際競争力の低下や海外経済の減速などを受け、電気機械、一般機械、金属製品、非鉄金属、鉄鋼などの生産額が減少したことなどによる。

《生計》
 平成25年の富山市の二人以上の世帯のうち勤労者世帯の実収入の1か月平均は599,995円(全国523,589円)で、前年比名目2.0%減、実質2.2%減となり、全国第3位(都道府県庁所在市別順位 以下同じ)となった。消費支出は348,396円(全国319,170円)で前年比名目9.4%増、実質9.2%増となり、全国第5位となった。

               経済成長率の推移

                   資料:富山県統計調査課


実収入の対前年増減率の推移(富山市 二人以上の世帯のうち勤労者世帯)

     注 平成12年以前の増減率は、農林漁家世帯を除いた結果による。
     
                   資料:富山県統計調査課