福祉・保険・医療

 少子高齢化が進展する中、生活習慣病予防や介護予防を通じ健康寿命を伸ばすとともに、誰もが住み慣れた地域で、元気で生きがいをもって暮らすことが重要となっており、県では「生涯にわたる健康づくり」や「地域共生社会の形成」などを積極的に推進している。
 県民の健康づくりを推進するため、「健康寿命の延伸」を基本目標とする「富山県健康増進計画(第2次)(平成25年4月策定)」及び「県民歯と口の健康プラン(平成25年11月策定)」に基づき、その推進に努めている。
 また、がんについては、早期発見の推進や質の高い医療の提供等を目指し、総合的ながん対策を推進しており、平成25年4月からは、新たな「富山県がん対策推進計画」を策定し、がん対策の更なる充実に努めている。
 県立中央病院は、県民の医療を担う基幹・中核病院として、救急医療や周産期医療をはじめとする高度・専門医療、政策医療の充実に努めている。
 地域総合福祉としては、平成24年4月に「富山県民福祉基本計画(改定版)」を策定し、高齢者や障害者等に対して、地域住民と専門職が連携して支援を行うケアネット活動や富山型デイサービス等を推進している。
 高齢者に対する施策としては、「富山県高齢者保健福祉計画」に基づき、健康づくりや生きがいづくり、在宅と施設のバランスのとれた介護サービスの充実、保健・福祉を担う人材の養成などを総合的に推進し、「高齢者が住み慣れた地域 で安心して暮らせる社会」の実現に努めている。