エネルギー・水道

 

 日本のエネルギーは、石油に大きく依存しているが、二度の石油危機をきっかけに天然ガス、原子力等と多様化してきており、近年では地球環境へ与える影響を考慮して、太陽光など再生可能エネルギーの導入が促進されている。
 東日本大震災に伴う原発事故発生を契機に多様なエネルギー源のベストミックス(最適な組み合わせ)や省エネルギー構造への転換など、エネルギー基本計画の見直しも含め、新たなエネルギー政策が検討されている。
 本県は、明治の末期から豊かな水資源や急流河川を生かした、水力発電の開発が盛んに行われ、豊富で安価な電力により大規模な工業集積を形成するとともに、電力供給県としての役割を果たしてきた。
 平成22年度の県内発電所数は 133ヶ所、発電電力量は136億kWhで、前年度の発電電力量と比べて 6.8%の増となっている。また、消費電力量は、119億kwhで前年度比9.3%の増となっている。
 本県では、水資源を活用するため、治水を併せて発電や消流雪用等を目的とする多目的ダムの建設を進めるとともに、小水力発電所として庄発電所(仮称)の建設や公共施設等への太陽光発電の導入など、新エネルギーの導入促進に向けた取り組みが行われている。


県内電力の発生・消費量の推移
水道・公共下水道普及率・汚水処理人口普及率

資料出所:中部経済産業局電力・ガス事業北陸支局
北陸電力株式会社        

資料出所:富山県生活衛生課・都市計画課