事業所・労働

≪事業所≫ 平成18年における本県の事業所数(民営・公営の計)は、平成13年比6.8%減 (4,423事業所)の60,311事業所と、昭和61年をピークに4回連続して減少した。従業者数は、同比3.0%減(17,331人)の561,487人で、平成13年に初めて減少に転じたのに続き、2回連続の減少となった。
 主な、産業別事業所数構成比は、「卸売・小売業」が平成13年比1.0ポイント減の28.9%、「サービス業(他に分類されないもの)」が同比1.1ポイント増の19.6%、「建設業」が平成13年と変わらず12.0%となっている。また、従業者数構成比は、「製造業」が平成13年比0.6ポイント減の24.5%、「卸売・小売業」が同比1.2ポイント減の18.8%、「サービス業(他に分類されないもの)」が同比1.5ポイント増の13.5%となった。

≪労働≫ 平成20年の本県経済をみると、景気は、減速し始め、欧米における金融危機以降は、企業収益が大幅に減少するなど、急速に悪化した。
 こうした影響をうけ、雇用情勢は、有効求人倍率が0.91倍(全国平均0.88倍)と1倍を下回った。
 平成21年に入っても景気は依然として厳しい状況にあり、平成21年3月には有効求人倍率が0.5倍を下回るなど、雇用情勢は大幅に悪化している。
 毎月勤労統計調査で見ると、平成20年の規模30人以上の常用雇用指数(平成17年を100)は、前年比0.3%増の107.7となった。また、実質賃金指数は3.8%減の98.5、総実労働時間指数は1.2%減の98.2となった。

事業所数、従業員数の推移

賃金・労働時間・雇用の推移
(規模30人以上、H17=100)


資料:富山県統計調査課「事業所・企業統計調査」




資料:富山県統計調査課「毎月勤労統計調査」
 労働市場の推移  

資料:富山労働局