金融・保険

 17年度の富山県信用保証協会の保証承諾額は1034億16百万円で、前年度に比べ11.0%減少し、保証債務残高は2855億5百万円で前年度に比べて4.6%減少した。一方、代位弁済額は49億66百万円で、前年度に比べ4.5%減少した。
 17年度末の金融機関預金残高は6兆3083億9百万円(郵政公社除く)で、前年度比0.6%減となった。金融機関別では、増加したのは信用金庫(1.1%増)、農協(0.4%増)で、減少したのは信農連(5.5%減*1)、信漁連(1.7%減)、銀行(1.3%減)であった。
 貸出残高は3兆7433億65百万円で、前年度比0.4%減となった。 金融機関別では、増加したのは農協(2.0%増)、銀行(0.4%増)で、減少したのは信農連(32.8%減*2)、信漁連(4.8%減)、政府系3機関(4.1%減)、信用金庫(2.9%減)であった。
 17年度の負債額1000万円以上の倒産件数*3は57件と18.8%増加し、負債額は200億25百万円と11.3%増加となった。


※1、2  16年10月に農林中央金庫との一部事業譲渡による統合が行われたため、預金残高、貸出残高ともに減少した。
※3   倒産5法による法的整理のみを対象としている。

金融機関別預金残高構成比
資料:富山県統計調査課

金融機関別貸出残高構成比
資料:富山県統計調査課

注)銀行は普通銀行、信託銀行(銀行勘定のみ)、長期信用銀行を示す。

注)政府系3機関は商工組合中央金庫、国民生活金融公庫、中小企業金融公庫を示す。
県内の倒産件数と負債額の推移
資料:帝国データバンク富山支店 ※3