福祉・保険・医療

 少子高齢化の進展、家族機能の変化などにより、福祉に求められるものは、ますます増大し、多様なものになっている。県では主要施策である「生涯にわたる健康づくり」や「地域総合福祉の充実」などを積極的に進めている。
 県民の健康づくりを推進するため、平成13年10月に健康寿命の延伸を基本目標とした「新県民ヘルスプラン」及び「いい歯カムカムすこやかとやま」を基本目標とする「県民歯の健康プラン」を策定し、その推進に努めている。
 また、がん死亡の減少を目指した「がん攻略新世紀プラン」を平成14年3月に策定し総合的ながん対策を推進している。
 さらに、地域リハビリテーションの円滑な推進を図るため、「富山県地域リハビリテーション推進指針」を平成15年3月に策定し、関係機関との連携の推進に努めている。
 県立中央病院は、県民の医療を担う基幹中核病院として、救急医療や母子医療をはじめとする高度先進・特殊医療の充実など、その機能の向上に努めている。
 福祉施策としては、平成8年9月に県民が幸せに生きる福祉社会の実現を目的とした「富山県民福祉条例」を制定した。また、「元気・しあわせ社会“福祉とやま”の創造」を目標とした「富山県民福祉基本計画」を平成15年3月に策定した。
 高齢者に対する施策としては、「富山県高齢者保健福祉計画」に基づき、健康づくりや生きがいづくり、介護サービス基盤整備、保健福祉を担う人材の養成など、高齢者保健福祉施策を合的に推進し、「元気で明るい長寿社会」の実現に努めている。

平均寿命の推移

資料 富山県医務課
(注)昭和35年までは水島治夫著「府県別生命表」及び「都道府県別生命表」昭和40年以降は厚生省「都道府県別生命表」による。