県民経済計算・生計

《県民経済計算》平成14年度の日本経済の実質経済成長率(国内総生産(GDP)の対前年度増加率)は1.2%増となり、平成12年度以来2年ぶりにプラス成長となった。
 本県の14年度経済成長率(県内総生産の対前年度増加率)は、名目で0.3%増(平成13年度3.6%減)、実質で2.0%増(同2.8%減)となり、2年ぶりに名目、実質ともにプラス成長に転じた。これは、主力産業である製造業が、集積回路が好調であった電気機械が大きく増加したことなどにより4.7%増となったことや、電気・ガス・水道業が、産業用大口需要の回復などから電気事業が増加したことにより4.6%増となったことなどによる。

《生計》平成15年の富山市の勤労者世帯の実収入の1か月平均は733,970円(全国524,542円)で、前年比名目1.0%の増加、実質1.4%の増加となり、全国第1位となった。消費支出は408,678円(全国325,823円)で前年比名目4.7%の減少、実質4.3%の減少となった。また、平均貯蓄率は29.9%(全国16.7%)となり、全国1位となった。

実収入の対前年増減率の推移(富山市勤労者世帯)
資料:富山県統計調査課