商業・貿易・薬業

≪商業≫卸売業では流通経路の短縮化・効率化が進み、事業所数、年間商品販売額の減少が続いている。また、小売業についても消費者の低価格志向の高まりや個人消費の低迷から、商品販売額は平成11年調査に続き平成14年調査においてもさらに減少した。一方、売場面積は大型店の出店等によって前回比で9.7%増加した。
 小売業の販売額を業態別にみると、コンビニエンスストアの終日営業店やドラッグストアの売上が伸びている。

≪貿易≫平成15年の本県総輸出額は、971億3,849万円で、対前年比15.1%の増、総輸入額は、1,671億7,986万円で、対前年比12.1%増となった。輸出入総額は、2,643億1,835万円で、対前年比13.2%増となった。国(地域)別では、輸出が韓国、中国、ロシア、輸入が、アラブ首長国連邦、中国、ロシア、の順になっている。

≪薬業≫平成15年の医薬品の生産額は2,462億1,300万円で、対前年比8.5%の増となったうち、配置用医薬品の生産額は246億5,800万円で全国シェアの51.8%を占めている。
 また、医薬品配置従事者は、沖縄県を除く全国にわたっており、15年の配置従事者延数は3,720名で、対前年比1.1%減となった

コンビニに占める終日営業事業所の割合
資料:富山県統計調査課

小売業の業態別年間販売額の構成比とその推移
資料:富山県統計調査課

配置用医薬品生産額の全国シェア
資料:富山県くすり政策課