公安・環境

≪公安≫平成14年中に発生した県内の交通事故は,8,083件、死者78人、傷者9,723人である。
なかでも高齢者の死者が37人と47.4%を占めている。
 このため、平成9年度から、県民総ぐるみで高齢者の交通事故を防止するため「たっしゃけ気つけられェ」運動を推進し、富山県交通対策協議会に「高齢者交通事故防止推進会議」が設置され、また、道路照明の増設や交差点の改良、歩道の拡幅など道路改良も進められている。
 一方、平成13年の本県の火災発生件数は286件で、全国で2番目に少なかった。
また、人口1万人当たりの出火件数を示す「出火率」については、平成3年以降、12年連続で全国最小記録を継続している。
≪環境≫本県では、各種の環境保全対策が進められた結果、産業活動による環境の汚染は著しく改善され、平成14年度の典型7公害の苦情件数は271件と、ピーク時(47年度545件)の2分の1以下になっている。
 しかし、都市化の進展やライフスタイルの変化などを背景として、自動車による大気汚染や騒音、廃棄物問題が課題となっている。さらに近年、地球の温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨などの地球規模の環境問題のほか、ダイオキシン類や環境ホルモンなどの有害な化学物質に対する対策も新たな課題となっている。
 このため富山県では、「富山県環境基本条例に基づき「富山県環境基本計画」や「富山県地球環境保全行動計画(地球にやさしいとやまプラン)」を策定し、環境の保全と創造に関する様々な施策を積極的に推進している。
資料:富山県警察本部

産業廃棄物の処理状況(平成13年度)
資料:富山県環境政策課