商業・貿易・薬業

≪商業≫卸売業では流通経路の短縮化・効率化が進み、事業所数、年間商品販売額の減少が続いている。小売業でも低価格志向の高まりや個人消費の停滞から、販売額が前回調査(平成11年)に続いて平成14年調査でもさらに減少しており、景気の低迷が長期化していることが浮き彫りとなっている。一方、売場面積は大型店の増加等により前回比9.7%の増となっている。
 小売業の販売額を業態別にみると、コンビニエンスストアの終日営業店、ドラッグストアが売上を伸ばしている。
≪貿易≫平成14年の本県総輸出額は、8,442億2,142万円で、対前年比0.5%の増、総輸入額は、1,490億9,865万円で、対前年比1.7%減となった。輸出入総額は、2,335億2,007万円で、対前年比1.0%増となった。国(地域)別では、輸出が韓国、中国、アメリカ、輸入が、アラブ首長国連邦、ロシア、中国の順になっている。
≪薬業≫平成14年の医薬品の生産額は2,268億4,500万円で、対前年比7.5%の増となったうち、配置用医薬品の生産額は277億7,300万円で全国シェアの53.7%を占めている。
 また、医薬品配置従事者は、沖縄県を除く全国にわたっており、14年の配置従事者延数は3,763名で、対前年比11.7%減となった。
小売業の業態別年間販売額の構成比とその推移
資料:富山県統計調査課

小売業の業態別年間販売額の構成比とその推移
資料:富山県統計調査課


配置用医薬品生産額の全国シェア
資料:富山県くすり政策課