富山県の総人口は、第1回国勢調査(大正9年)から昭和30年代前半まで比較的順調な伸びで推移し、昭和25年の国勢調査で始めて100万人台に達した。その後、全国的な大都市圏への人口移動の傾向から増加率は低下したが、この人口移動も46年以降は減少傾向となり、また第2次ベビーブーム(昭和46〜49年)を迎えたことにより、45年からは増加率は上昇した。
 しかし、55年以降、増加率は急激な出生減から再び低下し、平成に入ってからはほぼ横ばいとなっている。
 平成14年10月1日現在の人口は、1,118,518人で、前年に比べ、1,802人(0.2%)減となった。
 年齢3区分別人口割合でみると、年少人口(0〜14歳)13.8%(153,939人)、生産年齢人口(15〜64歳)64.2%(718,372人)、老年人口(65歳以上)22.0%(245,809人)となっている。平成5年に初めて老年人口が年少人口を1.0ポイント上回ったが、平成14年では8.2ポイント上回っている。

図1 総人口及び人口増加率の推移
図2 年令3区分別人口の推移

資料:富山県統計調査課