県民経済計算・生計

《県民経済計算》

 平成28年度の日本経済の実質経済成長率(国内総生産(GDP)の対前年度増加率)は0.9%増となり、2年ぶりにプラス成長となった。
 本県の28年度経済成長率(県内総生産の対前年度増加率)は、名目で1.1%減(平成27年度2.3%増)、 実質では0.9%減(同0.9%増)となり、名目、実質ともに減少となった。
 これは、主力産業である製造業において、ウエイトが大きいはん用機械や輸送用機械などで総生産額が減少したこと、建設業で北陸新幹線開業に伴う鉄道軌道工事が減少したこと、電気業で渇水による取水量の低下に伴い発電量が減少したことなどによる。


《生計》


 平成30年の富山市の二人以上の世帯のうち勤労者世帯の実収入の1か月平均は618,950円(全国558,718円)で、前年比名目4.7%増、実質3.4%増となり、全国第7位(都道府県庁所在市別順位 以下同じ)となった。消費支出は344,535円(全国315,314円)で前年比名目3.5%増、実質2.2%増となり、全国第8位となった。

               経済成長率の推移
                   資料:富山県統計調査課


実収入の対前年増減率の推移(富山市 二人以上の世帯のうち勤労者世帯)

     注 平成12年以前の増減率は、農林漁家世帯を除いた結果による。
     
                   資料:富山県統計調査課