エネルギー・水道

 日本のエネルギーは、石油に大きく依存しているが、二度の石油危機をきっかけに天然ガス、原子力等と多様化し、近年では地球環境へ与える影響を考慮して、太陽光など再生可能エネルギーの導入が促進されている。
 平成23年3月の東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故発生後においては、政府は、原発依存度の低減、化石燃料依存度の低減、再生可能エネルギーの拡大を打ち出している。
 本県は、明治の末期から豊かな水資源や急流河川を生かした、水力発電の開発が盛んに行われ、豊富で安価な電力により大規模な工業集積を形成するとともに、電力供給県としての役割を果たしてきた。
 平成27年度の発電電力量は157億kWhで、前年度の発電電力量と比べて3.8%の増となっている。また、消費電力量は、115億kWhで前年度比2.5%の減となっている。
 本県では、水資源を活用するため、治水に加え発電等を目的とする多目的ダムの管理を実施するとともに、小水力発電所の建設や公共施設等への太陽光発電の導入など、再生可能エネルギーの導入促進に向けた取り組みが行われている。


県内電力の発電量・消費量の推移

                     注1 消費量は、北陸電力(株)の販売電力量及び自家発自家消費電力量の合計。
                     注2 自家発自家消費電力量とは、最大出力1,000kW以上の自家用発電所において、
                       発電した電力量のうち自家消費した電力量。

                              資料出所:中部経済産業局電力・ガス事業北陸支局
                                     北陸電力株式会社




資料:富山県生活衛生課・都市計画課