統計情報ライブラリー/経済富山県産業連関表
製造業のうち、構成比の大きい業種は金属製品で22.3%、伸び率の高い業種は精密機械で99.5%増
 金属製品は構成比22.2%で寄与率61.1%、精密機械は伸び率99.5%増で寄与率0.8%。

 製造業で構成比が高かったのは、金属製品22.2%、化学12.4%、一般機械10.7%、電気機械9.9%であった。また、伸び率が高かったのは、精密機械99.5%、金属製品55.0%、電気機械43.1%であった。
 製造業に占める寄与率が高いのは、金属製品61.1%、化学26.6%、電気機械23.0%であった。
 すなわち、本県製造業においては金属製品が中心業種であり、この業種の好不調により製造業全体ひいては産業全体の成長率に影響を与えるという構造になっている。なお、これに続く業種として、化学、電気機械があり、寄与率でみるとこの3業種で100%を越えている。
 なお、工業統計の製造品出荷額等ベースで金属製品がトップなのは本県のみであり、全国的には電気機械がトップの県が20県、次いで食料品7県、輸送機械6県、一般機械5県となっている。

図1

図2

図3

表 県別製造出荷額等構成比一位の業種(平成4年工業統計による)
  富山県 石川県 福井県 茨城県 栃木県 群馬県 神奈川県 愛知県 全国
業種 金属製品 一般機械 繊維 一般機械 電気機械 電気機械 電気機械 輸送機械 電気機械
構成比 19.5% 23.6% 20.8% 19.2% 21.0% 27.6% 25.3% 42.5% 16.6%