構成比が最も高い産業は製造業、続くのはサービス業 |
産業別で構成比が最も高いのは、製造業の44.3%。続くのはサービス業で13.3%。この2産業で生産額の57.7%を占める。
製造業の構成比は、昭和55年以降低下傾向にあるものの、平成2年で44.3%と全国に比べ5.6ポイント上回っており、特化計数も1.14と高い。産業のサービス化が進行してはいるものの依然として県経済を考える上においては、重要なポイントである。
サービス業は、昭和55年以降、構成比を増大させており、平成2年では13.3%となったが、全国の18.4%に比べると構成比は低い。
特化係数で産業全体のバランスをみると、昭和60年からの変化はほとんど見られず、製造業、建設業、電気・ガス・水道業、商業に特化し、金融・保険、サービス等の第三次産業を中心に特化の度合いが低くなっている。すなわち、第二次産業等の規模を考えた場合、第三次産業の規模はまだ大きくなる余地があると考えられる。
表1 県内生産額の産業別構成比
産業別構成比 実額(百万円) 産業別構成比 50年 55年 60年 2年 2年 全国2年 農林水産業 4.43% 2.70% 2.56% 1.85% 155,882 2.04% 第二次産業 57.51% 60.16% 57.42% 55.97% 4,716,410 49.22% 鉱業 0.15% 0.20% 0.19% 0.21% 17,675 0.25% 製造業 45.42% 50.34% 47.61% 44.35% 3,736,978 38.74% 建設業 11.94% 9.62% 9.63% 11.41% 961,757 10.23% 第三次産業 38.07% 37.13% 40.02% 42.18% 3,554,146 48.74% 電力・ガス・水道業 5.09% 4.56% 4.89% 3.59% 302,746 2.47% 商業 6.47% 9.31% 9.63% 10.52% 886,130 9.45% 金融・保険 2.75% 2.04% 2.57% 2.66% 223,751 3.58% 不動産 3.80% 3.57% 4.11% 4.39% 369,640 5.75% 運輸 5.22% 5.42% 4.40% 3.56% 300,317 4.88% 通信・放送 0.69% 0.77% 0.85% 0.91% 76,505 1.26% 公務 1.33% 1.74% 1.81% 2.15% 181,249 2.34% サービス 9.74% 9.48% 11.60% 13.32% 1,122,094 18.35% 分類不明 2.99% 0.24% 0.16% 1.09% 91,714 0.67% 産業 計 100.00% 100.00% 100.00% 100.00% 8,426,438 100.00%