統計情報ライブラリー/産業

2020年農林業センサスの概要

                    
 
目的と利用
 農林業センサスは、農林業や農山村の基本構造の実態とその動向を把握する最も基本的な調査です。その結果は、施策の企画立案やその効果の検証、地方交付税の算定、各種統計調査の母集団情報の作成等に活用されています。
調査の種類等
1 調査の種類

 農林業の経営実態を調査する「農林業経営体調査」と農業集落の実態を調査する「農山村地域調査」がありま す。
2 調査の項目

(1)農林業経営体調査


 組織(個人・法人等の別)、経営耕地面積、保有山林面積、農業や林業への従事日数、販売額等を調査し ます。

(2)農山村地域調査


 森林面積や林野面積、農業集落の立地条件や概況、農業集落内での活動状況(地域資源の保全、活性化のための活動状況等)等を調査し ます。
調査の対象
1 農林業経営体調査

(1)農業


ア   経営耕地面積30a以上または調査期日前1年間の農業生産物の総販売額50万円以上もしくは下記の基準以上の規模の農業を行う者
露地野菜 15a 搾乳牛 1頭
施設野菜 350u 肥育牛 1頭
果   樹 10a 15頭
花き(露地) 10a 採卵鶏 150羽
花き(施設) 250u ブロイラー 1,000羽


 農作業の受託の事業を行う者

(2)林業


 保有山林面積が3ha以上の規模の林業を行う者(「森林経営計画」を策定している者または調査期日前5年間に継続して林業を行い、育林もしくは伐採を行った者)


 委託を受けて行う育林もしくは素材生産または立木を購入して行う素材生産の事業を行う者(素材生産については、調査期日前1年間に200立方メートル以上の素材を生産した者)
2 農山村地域調査


農業集落の実情に精通する方、市町村
調査時期と周期
2020年(令和2年)2月1日
5年周期で次回は2025年(令和7年)
調査の方法
1 農林業経営体調査


農林水産省→県→市町村→指導員→調査員→調査客体


※ 調査員が調査票を配布して調査客体が記入する方法(自計申告)で行います。
2 農山村地域調査


農林水産省→地方組織→調査員→調査客体(農業集落精通者等)
農林水産省→地方組織→市町村


※ 調査員が調査票を配布して農業集落の実情に精通する者が記入する方法(自計申告)
 および市町村に対するオンライン調査(郵送報告も可能)により行います。
結果の公表
 令和3年4月27日に全国の結果の概要(確定値)が公表されました。
お問い合わせ先
富山県経営管理部統計調査課生計農林係
 TEL:076−444−3194
北陸農政局経営・構造統計課
 TEL:076−232−4894