 平成22年特別調査結果の概要 |
１．賃金
（１）きまって支給する現金給与額
7月の月間きまって支給する現金給与額は、調査産業計で前年比1.6％減の183,014円となった。これを男女別にみると、男性はほぼ同額の251,399円、女性は1.3％減の140,569円となった。
（表1、図１）
（２）特別に支払われた現金給与額
平成21年8月から平成22年7月までの１年間に特別に支払われた現金給与額は、調査産業計で前年比10.1％減の198,714円となった。これを男女別にみると、男性は12.2％減の279,331円、女性は5.6％減の145,657円となった。
また、年間特別給与支給割合（７月の月間きまって支給する給与に対する年間の特別に支払われた給与の割合）は、調査産業計で1.09ヶ月分（前年1.19ヶ月分）となった。（表2、図2）
表1 産業、性別きまって支給する現金給与額
注:1）（ ）内は、平成21年の前年比の数値である。
2）宿泊業，飲食サービス業及び生活関連サービス業，娯楽業については、改定前の産業分類とは分類の範囲が大きく異なるため、平成21年調査結果は比較していない。
表2 産業、性別年間に特別に支払われた現金給与額
注:1）年間に特別に支払われた現金給与額は、勤続1年以上の常用労働者について平成21年8月1日から平成22年7月31日までの1年間に支給された額を
集計したもので、賞与のほか、ベースアップの差額追給分等を含む。
2）（ ）内は、平成21年の前年比の数値である。
２．出勤日数と労働時間の動き
7月1ヶ月間の出勤日数は、調査産業計で前年差0.2日増の21.5日となった。これを男女別にみると、男性は0.5日増の22.1日、女性は0.1日増の21.2日となった。（表3、図3）
通常日１日の実労働時間数は、調査産業計で前年差0.1時間減の7.0時間となった。これを男女別にみると、男性は0.1時間増の7.8時間、女性は0.1時間減の6.6時間となった。（表3、図3）
表3 産業、性別出勤日数及び通常日1日の実労働時間
３．雇用の動き
7月末の常用労働者数は、調査産業計で前年比4.2％増の23,137人となった。これを男女別にみると、男性は0.1％減の8,861人、女性は7.0％増の14,276人となった。
女性常用労働者の割合は1.6ポイント増の61.7％となった。（表4、図4,5）
常用労働者の構成を産業別にみると、「卸売業，小売業」が30.9％と最も多く、次いで｢建設業｣12.5％、｢生活関連サービス業，娯楽業｣10.9％、｢宿泊業，飲食サービス業｣8.3%、｢製造業｣7.2％、の順となっている。
男女別にみると、男性は、｢卸売業，小売業｣の常用労働者が最も多く29.0％、次いで｢建設業｣が25.8％、女性は、｢卸売･小売業｣の常用労働者が最も多く32.0％で、次いで｢生活関連サービス業，娯楽業｣が14.5％であった。（図6）
４．全国との比較
きまって支給する給与は、全国は184,676円であったのに対し、富山県は183,014円で全国を1,662円下回った。（表5）
年間の特別に支払われた現金給与額は、全国は184,694円であったのに対し、富山県は198,714円で全国を14,020円上回り、年間特別給与支給割合でも全国1.00ヶ月に対し、富山県1.09ヶ月で全国を0.09ヶ月上回った。（表5）
月間出勤日数は、全国は20.7日、富山県は21.5日で、全国より0.8日多かった。（表5)
通常日の実労働時間数は、全国は7.1時間であったのに対し、富山県は7.0時間で全国を0.1時間下回った。（表5)
表5 全国比較（調査産業計）
