統計情報ライブラリー/労働毎月勤労統計調査
雇用の動き −常用労働者数 前年比0.5%の減少ー
1.調査産業計
 平成11年における月間平均常用労働者数は、435,301人となり、前年に比べ0.5%の減少(規模30人以上では258,700人で0.5%の減少)となった。(図6)

2.男女別
 常用労働者数の男女別構成比をみると、男子が58.0%、女子が42.0%となり、女子の構成比が前年(40.2%)に比べ1.8ポイント高くなった。女子の構成比を産業別にみると、サービス業59.9%(前年56.3%)、金融・保険業49.0%(前年54.3%)、卸売・小売業,飲食店44.4%(同41.8)、製造業41.6%(同36.8%)、建設業19.4%(同20.4%)、運輸・通信業14.5%(同29.3%)、、電気・ガス・熱供給・水道業13.5%(同9.9%)の順となった。(図7)
3.産業別
 主な産業の常用労働者数の前年比をみる と、製造業2.3%の減少(規模30人以上で1.5%の減少)、卸売・小売業・飲食店4.8%の減少(規模30人以上で6.2%の減少)、サービス業1.5%の増加(規模30人以上2.4%の増加)となった。
 産業別の労働者数構成比をみると製造業が32.4%で最も高く、電気・ガス・熱供給・水道業が1.1%で最も低かった。(図8、表8)

4.パートタイム労働者
 調査産業計の月間平均常用労働者数435,301人のうち、パートタイム労働者数は65,676人でパートタイム比率は15.1%(規模30人以上では、12.9%)となった。パートタイム比率を産業別にみると、卸売・小売業,飲食店(30.9%)、サービス業(19.8%)、製造業(8.1%)、金融・保険業(7.1%)、運輸・通信業(6.8%)、建設業(5.8%)、電気・ガス・熱供給・水道業(0.5%)の順となった。
5.労働異動率
 労働異動率をみると、調査産業計の入職率は1.91%となり、前年に比べ0.24ポイントの増加(規模30人以上では1.74%で0.36ポイントの増加)であった。一方、離職率は1.74%となり、前年に比べ0.02ポイントの増加(規模30人以上では1.68%で0.29ポイントの増加)であった。(図9)
 

表8 産業別常用労働者数