統計情報ライブラリー/労働毎月勤労労働調査
毎月勤労統計調査 地方調査月報
− 平成12年8月分 −

<主な動き>


・きまって支給する給与は、対前年同月比8ヶ月ぶりの減少
・所定外労働時間は、対前年同月比11ヶ月ぶりの減少
・常用労働者数は、対前年同月比4ヶ月連続の減少
・夏季賞与の平均支給額は、400,051円(事業所規模30人以上の327事業所対象)で、支給事業所割合は93.1%、支給労働者割合は94.1%となった。賞与の定期給与、所定内給与に対する支給率は、それぞれ1.24ヶ月、1.32ヶ月となった。

賃金の動き
労働時間の動き
雇用の動き
統計表(EXCEL97)
 

賃金の動き

― きまって支給する給与は、前年同月比0.2%減 ―

 8月の現金給与総額は、規模5人以上で305,483円、前年同月比0.3%減(規模30人以上で302,844円、2.7%減)であった。そのうち、きまって支給する給与は265,217円、0.2%減(規模30人以上で275,322円、1.8%減)、特別に支払われた給与は 40,266円、1.5%減(規模30人以上で27,522円、11.9%減)であった。

 また、実質賃金は、前年同月比同水準(規模30人以上では2.3%減)であった。
 
 

賃金(きまって支給する給与 規模5人以上)指数の推移


産業別現金給与額





労働時間の動き



― 所定外労働時間は、前年同月比1.2%減 ―

 8月の総実労働時間数は規模5人以上で148.8時間、前年同月比3.8%減(規模30人以上で148.6時間、3.5%減)であった。そのうち、所定内労働時間数は140.5時間、4.1%減(規模30人以上で139.2時間、4.4%減)、所定外労働時間数は8.3時間、1.2%減(規模30人以上で9.4時間、11.9%増)であった。

 所定外労働時間を従業者数の多い3産業についてみると、製造業は11.8時間、29.7%増、卸売・小売業、飲食店は5.6時間、16.4%減、サービス業は4.8時間、27.3%減であった。
 
 



所定外労働時間指数の推移(規模5人以上)

産業別労働時間数






雇用の動き



― 常用労働者数は、前年同月比1.9%減 ―

 8月の常用労働者数は、規模5人以上で427,793人(規模30人以上で254,732人)であった。

 また、平成7年平均を100とした常用雇用指数は94.4、前年同月比1.9%減となった。4ヶ月連続で減少し、依然として低い状態が続いている。なお、常用労働者数中のパートタイム労働者の比率は18.0%(規模30人以上で15.4%)で、対前年同月差は3.5ポイント増(規模30人以上では3.6ポイント増)となった。

 労働異動率をみると、入職率は1.93%、離職率は1.75%(規模30人以上で入職率1.39%、離職率1.44%)であった。
 
 

常用雇用指数の推移(平成7年平均 = 100)

産業別常用労働者数