統計情報ライブラリー/労働毎月勤労労働調査
毎月勤労統計調査 地方調査月報
− 平成12年6月分 −

<主な動き>


・きまって支給する給与は、対前年同月比6ヶ月連続の増加
・所定外労働時間は、対前年同月比9ヶ月連続の増加
・常用労働者数は、対前年同月比2ヶ月連続の減少

賃金の動き
労働時間の動き
雇用の動き
統計表(EXCEL97)
 
 

賃金の動き

― きまって支給する給与は、前年同月比1.5%増 ―

  6月の現金給与総額は、規模5人以上で390,032円、前年同月比0.8%減(規模30人以上で414,848円、8.6%減)であった。そのうち、きまって支給する給与は268,097円、 1.5%増(規模30人以上で275,913円、0.2%減)、特別に支払われた給与は 121,935円、5.5%減(規模30人以上で138,935円、21.6%減)であった。
 また、実質賃金は、前年同月比0.5%減(規模30人以上では8.3%減)であった。
 
 


賃金(きまって支給する給与 規模5人以上)指数の推移

産業別現金給与額


 










労働時間の動き



― 所定外労働時間は、前年同月比16.2%増 ―

  6月の総実労働時間数は規模5人以上で163.0時間、前年同月比0.1%減(規模30人以上で162.5時間、1.2%増)であった。 そのうち、所定内労働時間数は153.7時間、1.0%減(規模30人以上で153.0時間、0.1%増)、所定外労働時間数は9.3時間、16.2%増(規模30人以上で9.5時間、24.9%増)であった。
 所定外労働時間を従業者数の多い3産業についてみると、製造業は12.1時間、53.2%増、卸売・小売業、飲食店は8.1時間、14.1%増、サービス業は4.6時間、39.4%減であった。
 
 



所定外労働時間指数の推移(規模5人以上)

産業別労働時間数


 










雇用の動き



― 常用労働者数は、前年同月比1.0%減 ―

 6月の常用労働者数は、規模5人以上で431,026人(規模30人以上で255,853人)であった。
 また、平成7年平均を100とした常用雇用指数は95.2、前年同月比1.0%減となった。2ヶ月連続で減少し、依然として低い状態が続いている。なお、常用労働者数中のパートタイム労働者の比率は15.5%(規模30人以上で13.9%)で、対前年同月差は0.8ポイント増(規模30人以上では1.0ポイント増)となった。
 労働異動率をみると、入職率は1.25%、離職率は1.55%(規模30人以上で入職率1.23%、離職率1.01%)であった。
 
 

常用雇用指数の推移(平成7年平均 = 100)

産業別常用労働者数