統計情報ライブラリー/労働毎月勤労労働調査
毎月勤労統計調査 地方調査月報
− 平成12年4月分 −

<主な動き>


・きまって支給する給与は、対前年同月比4ヶ月連続の増加
・所定外労働時間は、対前年同月比7ヶ月連続の増加
・常用労働者数は、対前年同月比3ヶ月ぶりの増加

賃金の動き
労働時間の動き
雇用の動き
統計表(EXCEL97)
 

きまって支給する給与額・所定外労働時間数・常用雇用労働者数
対前年同月増減率の推移(規模5人以上/調査産業計)


 
賃金の動き

― きまって支給する給与は、前年同月比2.4%増 ―

 4月の現金給与総額は、規模5人以上で279,543円、前年同月比3.0%増(規模30人以上で284,215円、2.0%増)であった。そのうち、きまって支給する給与は269,410円、 2.4%増(規模30人以上で279,720円、1.7%増)、特別に支払われた給与は 10,133円、17.1%増(規模30人以上で4,495円、29.6%増)であった。

 また、実質賃金は、前年同月比3.4%増(規模30人以上では2.3%増)であった。
 
 

賃金(きまって支給する給与 規模5人以上)指数の推移

 

産業別現金給与額






労働時間の動き



― 所定外労働時間は、前年同月比19.5%増 ―

 4月の総実労働時間数は規模5人以上で162.8時間、前年同月比0.7%増(規模30人以上で163.5時間、2.4%増)であった。そのうち、所定内労働時間数は153.0時間、0.4%減(規模30人以上で153.5時間、1.0%増)、所定外労働時間数は9.8時間、19.5%増(規模30人以上で10.0時間、28.2%増)であった。

 所定外労働時間を従業者数の多い3産業についてみると、製造業は12.1時間、47.6%増、卸売・小売業、飲食店は8.7時間、33.9%増、サービス業は5.0時間、35.9%減であった。
 
 


所定外労働時間指数の推移(規模5人以上)

 

産業別労働時間数






雇用の動き



― 常用労働者数は、前年同月比0.4%増 ―

 4月の常用労働者数は、規模5人以上で434,677人(規模30人以上で255,420人)であった。

 また、平成7年平均を100とした常用雇用指数は96.0、前年同月比0.4%増となり、1月以来3ヶ月ぶりに前年同月水準を上回った。前月に比べても若干上回ったものの、依然として低い状態が続いている。なお、常用労働者数中のパートタイム労働者の比率は15.0%(規模30人以上で12.9%)で、対前年同月差は0.4ポイント増(規模30人以上では0.4ポイント増)となった。
 
 

常用雇用指数の推移(平成7年平均 = 100)

 

産業別常用労働者数