統計情報ライブラリー/労働毎月勤労労働調査
毎月勤労統計調査 地方調査月報
− 平成12年3月分 −

<主な動き>


・きまって支給する給与は、対前年同月比3ヶ月連続の増加
・所定外労働時間は、対前年同月比6ヶ月連続の増加
・常用労働者数は、対前年同月比横ばい

賃金の動き
労働時間の動き
雇用の動き
統計表(EXCEL97)



賃金の動き

― きまって支給する給与は、前年同月比2.8%増 ―

 3月の現金給与総額は、規模5人以上で284,123円、前年同月比1.3%増(規模30人以上で292,902円、2.4%減)であった。そのうち、きまって支給する給与は270,659円、 2.8%増(規模30人以上で279,741円、1.2%増)、特別に支払われた給与は 13,464円、22.9%減(規模30人以上で13,161円、44.2%減)であった。
 また、実質賃金は、前年同月比1.8%増(規模30人以上では1.8%減)であった。



賃金(きまって支給する給与 規模5人以上)指数の推移

産業別現金給与額






労働時間の動き



― 所定外労働時間は、前年同月比13.1%増 ―

 3月の総実労働時間数は規模5人以上で161.6時間、前年同月比1.7%増(規模30人以上で161.0時間、2.5%増)であった。そのうち、所定内労働時間数は151.2時間、1.1%増(規模30人以上で149.9時間、1.4%増)、所定外労働時間数は10.4時間、13.1%増(規模30人以上で11.1時間、20.7%増)であった。
 所定外労働時間を従業者数の多い3産業についてみると、製造業は12.4時間、37.8%増、卸売・小売業、飲食店は7.7時間、6.9%増、サービス業は5.5時間、19.2%減であった。




所定外労働時間指数の推移(規模5人以上)

産業別労働時間数






雇用の動き



― 常用労働者数は、低水準続く ―

  3月の常用労働者数は、規模5人以上で431,105人(規模30人以上で252,247人)であった。
 また、平成7年平均を100とした常用雇用指数は95.2で、7年以降最低水準であった11年2月及び12年2月(94.9)を若干上回ったものの、依然として低い状態が続いている。なお、常用労働者数中のパートタイム労働者の比率は15.5%(規模30人以上で13.5%)で、対前年同月差は0.2ポイント減(規模30人以上では0.2ポイント増)となった。
 労働異動率をみると、入職率は1.88%、離職率は1.64%(規模30人以上で入職率1.55%、離職率1.76%)であった。



常用雇用指数の推移(平成7年平均 = 100)

産業別常用労働者数