毎月勤労統計調査

毎月勤労統計調査地方調査月報

－令和6年1月分（確定値）－

令和６年１月に30人以上規模の調査対象事業所の部分入替を行いました。１月は入替え前後の両方の事業所を調査しており、本１月分月報は、入替え後の集計結果（以下「確定値」）となります（※）。
　これに加えて、令和６年１月分確定値では、推計に用いる母集団労働者数の更新（以下「ベンチマーク更新」）を行ったことから、常用雇用指数とその増減率等は、過去に遡って改訂しました。賃金、労働時間及びパートタイム労働者比率の令和６年（１月分確定値以降）の前年同月比等については、令和５年１月時点にベンチマーク更新を適用した場合の値（以下「参考値」）を作成し、この参考値と令和６年の値を比較することにより算出しているため、指数から算出した場合と一致しません。

（※）令和６年１月分結果の利用について
　令和６年１月分結果は確定値をご利用ください。暫定値は、確定値との段差分析等に用いる参考値として公表しています。

＜主な動き＞

・きまって支給する給与は257,276円で前年同月比3.0％増加
・所定外労働時間は9.1時間で前年同月比15.2％増加
・常用労働者数は432,672人で前年同月比2.1％増加

　　　 ○賃金、労働時間、雇用の動き（令和２年基準） (Microsoft Excelファイル)　
　　　　　（CSVファイル）
　　　　　　　産業別現金給与額と賃金指数
　　　　　　　産業別労働時間数と労働時間指数
　　　　　　　産業別常用労働者数と常用雇用指数

○統計表 (令和２年基準） (Microsoft Excelファイル)　　

賃金の動き

― きまって支給する給与は、前年同月比3.0％増加 ―

　1月の現金給与総額は、規模5人以上で265,241円、前年同月比3.7％増（規模30人以上で287,649円、前年同月比3.3％増）であった。
　そのうち、きまって支給する給与は257,276円、前年同月比3.0％増（規模30人以上で281,245円、前年同月比3.2％増）、特別に支払われた給与は7,965円（規模30人以上で6,404円）であった。
　また、実質賃金指数※（現金給与総額）は82.9、前年同月比0.2％増（規模30人以上で80.2、前年同月比0.1％減）となった。
　※実質賃金指数＝（名目賃金指数÷富山市消費者物価指数（持家の帰属家賃を除く総合））×100　詳細は統計表（令和２年基準）(Microsoft Excelファイル)時系列表参照。

労働時間の動き

― 所定外労働時間は、前年同月比15.2％増加 ―

　1月の総実労働時間数は規模5人以上で132.2時間、前年同月比1.2％増（規模30人以上で140.1時間、前年同月比2.5％増）であった。
　そのうち、所定内労働時間数は123.1時間、前年同月比0.3％増 (規模30人以上で129.1時間、前年同月比1.7％増）、所定外労働時間数は9.1時間、前年同月比15.2％増（規模30人以上で11.0時間、前年同月比11.2％増）であった。
　所定外労働時間を従業者数の多い３産業についてみると、「製造業」は11.7時間（前年同月比6.3％増）、「卸売業，小売業」は7.6時間（前年同月比35.7％増）、「医療，福祉」は4.6時間（前年同月比6.9％増）であった。

雇用の動き

― 常用労働者数は、前年同月比2.1％増加 ―

― パートタイム比率は、前年同月差0.1ポイント増加 ―

　1月の常用労働者数は、規模5人以上で432,672人、前年同月比2.1％増（規模30人以上で264,404人、前年同月比1.9％増）であった。
　また、常用労働者数中のパートタイム労働者の比率は27.0％で、前年同月差0.1ポイント増（規模30人以上で21.1％、前年同月差0.2ポイント減）となった。
　労働異動率※をみると、入職率は0.98％、離職率は1.35％（規模30人以上で入職率0.94％、離職率1.36％）であった。
　※労働異動率（入職率・離職率）には採用、退職のほか、転勤（同一企業内での事業所間の異動）等による増減を含んでいる。