高齢者世帯について


「65歳以上の単独世帯(一人暮らし高齢者)」は31,441世帯で、前回調査に比べ24.5%の増
「高齢夫婦世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦)」は40,411世帯で、17.9%の増

 一般世帯のうち65歳以上世帯員のいる世帯は182,851世帯(一般世帯の47.8%)で、平成17年に比べ14,870世帯、8.9%増加しています。

 65歳以上世帯員のいる世帯を世帯の家族類型別にみると、「夫婦のみの世帯」が41,714世帯(65歳以上世帯員のいる世帯の22.8%)と最も多く、次いで「単独世帯(一人暮らし世帯)」が31,441世帯(同17.2%)、「夫婦と子供から成る世帯」が20,866世帯(同11.4%)などとなっています。

 平成17年と比べると、「夫婦と子供から成る世帯」が32.2%増、「ひとり親と子供から成る世帯」が25.5%の増、「単独世帯(一人暮らし世帯)」が、24.5%増などとなっており、65歳以上世帯員のいる世帯では、核家族化と「単独世帯(一人暮らし高齢者)」の増加が目立っています。(表14、図7)


14 世帯の家族類型別65歳以上世帯員のいる世帯数の推移(平成7年〜22年)




図7 65歳以上世帯員のいる世帯の家族類型の割合の推移(平成7年〜22年)



  「65歳以上の単独世帯(「一人暮らし高齢者」)」を男女別にみると、男性が7,739人、女性が23,702人で、女性が男性の3.1倍となっています。また、「一人暮らし高齢者」が65歳以上人口に占める割合は、男性が6.6%、女性が14.2%となっており、女性が男性の約2倍の割合となっています。

 老人ホーム等の「社会施設の入所者」は13,355人となり、平成17年(8,491人)の1.6倍となっています。一方、「病院・療養所の入院者」をみると、平成17年は8,947人、22年は5,593人と減少し、65歳以上人口に占める割合は、平成17年は3.5%、22年は2.0%と低下しています。(表15)

 
15 世帯の種類、男女別65歳以上人口の推移(平成7年〜22年)




  「高齢夫婦世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦)」及び「一人暮らし高齢者」について、一般世帯全体の「夫婦のみの世帯」及び「単独世帯」に占める割合をそれぞれみると、「高齢夫婦世帯」は56.0%、「一人暮らし高齢者」は34.0%となっており、平成7年以降の15年間でそれぞれおよそ1.5倍の割合となっています。(図8)


 図8 一人暮らし高齢者と高齢夫婦世帯の推移(平成7年〜22年)