　　リース契約は、契約額（22年に新規契約し物件の納入があったもの）では457億円（前年比22.5％増）、年間支払額（22年以前に契約したものを含む）では421億円（同▲4.3％減）となった（表17）。

　設備・機械などをリースで行うか有形固定資産として処理するかどうかの判断は、設備等の内容、費用、想定耐用年数などにより変わるため、リース契約額・年間支払額とその業種別内訳は、年によって大きく変動する傾向がある。

（１）　リース契約額

　業種（産業中分類）別に前年比（寄与度順）でみると、電子部品391億円（前年比60.8％増、148億円増）、金属製品８億円（同111.8％増、４億円増）などが増加した（表17）。

　業種別構成比をみると、電子部品（391億円、構成比85.6％）、化学（19億円、同4.2％）、飲料・飼料（11億円、同2.3％）の順となっている（表17、図17）。

（２）　リース支払額

　業種（産業中分類）別に前年比（寄与度順）でみると、業務用機械33億円（前年比▲32.7％減、▲16億円減）、非鉄金属14億円（同 ▲40.2％減、▲９億円減）などが減少した（表17）。

　　業種別構成比をみると、電子部品（251億円、構成比59.6％）、業務用機械（33億円、同7.7％）、化学（30億円、同7.1％）の順となっている（表17、図17）。