統計情報ライブラリー/産業工業統計調査

1.平成22年工業統計調査結果の概況                     


1 事業所数     ≪前年比▲2.3%、 2年連続の減少≫

 事業所数は、2,970事 業所で前年比▲2.3%(▲70事業所)の 減少となった。

 産業中分類別(24産 業)では、食料品、家具・装備品、木材・木製品など14産業が減少し、電子部品、ゴム製品など3産 業が増加した(7産業は前年と同数)。

構成比は、金属製品、食料品、生産用機械、プラスチック、繊維の5産業 で53.7%を占めた。

 

2 従業者数     前年比0.7%、 3年ぶりの増加≫ 

   従業者数は、117,058人で前年比0.7%(828人)の増加となった。

  産業 別では、はん用機械、プラスチック、生産用機械など13産業が増加し、輸送機械、家具・装備品、情 報通信など11産業が減少した。

構成比は、金 属製品、化学、電子部品、プラスチック、生産用機械の5産業で50.6%を占めた。

 

3 製造品出荷額等   ≪前年比12.4%、 3年ぶりの増加≫

  製造品出荷額等は、3兆2,233億円で前年比12.4%(3,551億円)の増加となった。

  産業別では、電子部品、生産用機械、 非鉄金属など16産業が増加し、家具・装備品、情報通信、印刷・同関連など8産業が減少した。

構成比は、化学、電子部品、金属製品、非鉄金 属、生産用機械の5産業で55.2%を占めた。

 

4 付加価値額     ≪前年比29.0%、 4年ぶりの増加≫

   付加価値額は、1兆1,711億 円で前年比29.0%(2,636億円)の 増加となった。

 産業別では、電子部品、生産用機械、 その他など19産業が増加し、家具・装備品、食料品、情報通信など5産業が減少した。

 

5 現金給与総額    《前年比1.8%、3年ぶり の増加》

 現金給与総額は、4,785億円で前年比1.8%(85億円)の増加となった。

 

6 有形固定資産投資総額(従業者30人 以上の事業所)  ≪前年比▲8.2%の減≫

  有形固定資産投資総額は、1,276億円で前年比▲8.2%(▲114億円)の減少となった。

産業別では、非鉄金属など14産業が減少し、プラスチックなど7産業が増加した。

 

7 リース契約額及び支払額(従業者30人 以上の事業所)   ≪支払額は425億 円≫

  リース年間契約額は458億円、産業別では電子部品、金属製品などが増加した。

リース年間支払額は425億円、産業別では業務用機械、非鉄金属などが減少した。

 

8 地域別の動き    前年に比べ製造品出荷額等 は全ての地域で増加≫ 

事業所数は、高岡・射水地域が最も多く、前 年に比べ3つの地域で減少した。

従業者数は、富山地域が最も多く、前年に比 べ3つの地域で増加した。

製造品出荷額等は、富山地域が最も多く、前 年に比べ全ての地域で増加した。