統計情報ライブラリー/産業工業統計調査

8.有形固定資産投資総額  ―前年に比べ263億円の増加―
                                                     (従 業者30人以上の事業所)

                     

有形固定資産投資総額は、2,184億 円で前年に比べ263億円、前年比13.7% と増加した。

(1)有形固定資産投資総額の内訳

 土地を除く有形固定資産が1,896億 円(前年比6.0%増)、土地が51億円 (同▲10.1%減)となった(表19

 機械・装置への投資が増え、土地取得、建物・構築物及び船舶・車両等は減少して いる(図17

 













(2)業種別

 業種別(産業中分類別)に前年比(寄与度順)でみると、増加したの は、電子部品(前年比99.1%増)、化学(同15.3% 増)、非鉄金属(同22.8%増)など9業種であった。一方、減少したのは、金属製品(前年比▲41.4%減)、木材・木製品(同▲83.1%減)、 窯業・土石(同▲25.4%減)など13業 種であった(20、図18。2業種は秘匿値)。

なお、有形固定資産取得額(土地を含 む)及び建設仮勘定の年間増減は、設備投資などに左右され、もともと年変動が大きく、業種別増減や前年比は大きく変動する傾向がある。

 業種別構成比をみると、電子部品が541億 円(構成比24.8%)と最も多く、化学が457億 円(同20.9%)、非鉄金属が184億円 (同8.4%)、はん用機械が163億円 (同7.5%)、生産用機械が114億円 (同5.2%)と、この上位5業種で66.8% を占めている(表20、図18

 

 

(3) 従業者規模別

 従業者規模別にみると、従業者数1,000人以上が607億円(構成比27.8%)と、最も大きくなった。また、増減額も従業者数1,000人 以上が最も大きく前年に比べ212億円(前年比53.8%) 増加した(表21、図19

 

(4) 1事業所当たり有形固定資産投資総額

1事業 所当たりの有形固定資産投資総額は2億7,928万円となり、前年に比べ3,519万円増加した(表20

業種別にみる と、電子部品が最も高く、次いで非鉄金属となり、一方、低い業種は、情報通信、家具・装備品などとなった(表20。従業者規模別にみると、従業者数1,000人以上が1012,015万円(前年比53.8%増)と前年に比べ大幅に増加した(表21