統計情報ライブラリー/産業工業統計調査

5.付加価値額   ―前年に比べ943億円の減少

                        

 

付加価値額は、1兆3,221億 円で前年に比べ943億円、前年比▲6.7% と減少した。

(1)業種別

 業種別(産業中分類別)に前年比(寄与度順)でみると、減少したのは、生産用機 械(前年比▲22.4%減)、非鉄金属(同▲16.2% 減)、その他(同▲19.1%減)など18業 種であった。一方、増加したのは、鉄鋼(前年比24.7%増)、業務用機械(同54.4%増)、木材・木製品(同8.4%増)など6 業種であった(表13、図13

 業種別構成比をみると、化学が2,560億 円(構成比19.4%)と最も多く、電子部品が2,067億 円(同15.6%)、金属製品が1,334億 円(同10.1%)、生産用機械が972億 円(同7.4%)、鉄鋼が704億円(同5.3%)と、この上位5業種で57.8%を占めてい る(表13

 

 

(2)従業者規模別 

従業者規模別構成比をみると、従業者数4〜29人が1,869億円(構成比14.1%・前年構成比13.4%)、従業者数30299人が6,607億円(同50.0%・同48.7%)、従業者数300人以上が4,745億円(同35.9%・同37.9%)となった。従業者数1,000人以上の減 少が大きかった(表14、図14

 

 

(3) 1事業所当たり・従業者1人当たり付加価値額

  1事業所当たり付加価値額は、3億9,572万円(前年比▲7.7%減)となった。業種 別にみると、化学が224,563万円、 電子部品が196,847万円、鉄鋼が117,360万円となった(表13)。従業者規模別にみ ると、従業者数4〜29人が7,302万 円、従業者数30299人が9億1,896万円、従業者数300人以上が753,190万円となった(表14

従業者1人当 たり付加価値額は1,049万円となった。業種別にみると、化学が2,198万円、電子部品が1,890万 円、鉄鋼が1,750万円となった(表13。従業者規模別にみると、従業者数4〜29人 が655万円、従業者数30299人が1,104万円、従業者数300人以上が1,262万円となった(表14)。