統計情報ライブラリー/産業工業統計調査

3.従業者数   ―前年に比べ2,723人の増―

                     

 

  従業者数は、128,753人と、前年に比べ2,723人増加し、平成17年以来、3年連続の増加となった。


(1)業種別
 業種別(産業中分類別)にみると、増加したのは、電子部品(前年差1,208人増)、一般機械(同785人増)、プラスチック(同448人増)、化学(同418人増)など15業種(前年11業種)であった。一方、減少したのは、木材・木製品(前年差▲226人減)、窯業・土石(同▲210人減)、鉄鋼(同▲209人減)など9業種(前年13業種)であった(表3)。

 業種別構成比をみると、金属製品が20,280人で15.8%(前年15.9%)と最も高く、以下、一般機械が17,871人で13.9%(同13.6%)、電子部品が11,934人で9.3%(同8.5%)、次いで化学、プラスチックと、この上位5業種で55.7%(同54.5%)を占めている(表3、図5)。


 


















(2)従業者規模別                   

 従業者規模別の構成比をみると、30〜299人規模が47.6%(前年47.9%)で、300人以上規模が29.8%(同29.0%)、4〜29人規模が22.6%(同23.1%)であった(表4)。

 

(3)1事業所当たり従業者数
 1事業所当たり従業者数は、39.0人で、前年に比べ1.0人の増加となった。業種別にみると、電子部品が108.5人(前年94.9人)と最も多く、以下、化学が96.3人(同92.8人)、ゴム製品82.8人(同64.2人)となった(表3)。

 

(4) 性別の従業者数

 性別にみると、男性83,448人(構成比64.8%)、女性45,305人(同35.2%)となった。業種別の男女構成比では、鉄鋼が男性87.1%、石油・石炭で男性85.8%と男性の割合が高いのに対し、衣服では女性83.3%、なめし革は女性75.8%と女性の割合が高い(表5)。

従業者規模別の女性構成比では、4〜29人規模が44.5%、30〜299人規模が37.6%、300人以上規模が24.3%と、規模が大きいほど女性の比率が低くなっている(表6)。

 (5) 就業形態別の従業者数

 就業形態別にみると、正社員・正職員等が103,283人(構成比80.2%)、パート・アルバイト等が15,086人(同11.7%)となった。業種別構成比では、正社員・正職員等の割合は、石油・石炭93.4%、化学89.0%と高いのに対し、パート・アルバイト等の割合は、なめし革43.2%、食料品39.4%と高くなっている(表5)。

 従業者規模別のパート・アルバイト等構成比では、4〜29人規模が22.1%、30〜299人規模が11.0%、300人以上規模が4.9%と規模が小さいほど高くなっている(表6)。