統計情報ライブラリー/産業工業統計調査

8.有形固定資産投資総額  前年に比べ31.3%増―
                                                     (従業者30人以上の事業所)

                       

 

 有形固定資産投資総額は、1,820億円と前年(1,386億円)に比べ434億円増加(前年比 31.3%増)した。

 

(1) 有形固定資産投資総額の内訳

  

 土地を除く有形固定資産が1,777億円(前年差319億円増、前年比21.9%増)、土地が 61億円(同27億円増、同78.1%増)となった(表23)。

   土地を除く有形固定資産取得額の内訳をみると、建物・構築物が440億円(前年差▲23億円減、前年比▲4.9%減)と減少したが、機械・装置が1,133億円(同298億円増、同35.8%増)、船舶・車両等は204億円(同43億円増、同26.9%増)と増加している(表23、図15)。

  



















(2)業種別

   

 業種別(産業中分類別)にみると、増加したのは、プラスチック(前年差136億円増、前年比215%増)、電子部品(同73億円増、同80.8%増)など15業種(前年10業種)であった。一方、減少したのは、飲料・飼料(前年差▲11億円減、前年比▲85.7%減)、非鉄金属(同▲7億円減、同▲4.6%減)など6業種(前年11業種)であった。(表24、図16。3業種は秘匿値)。

なお、有形固定資産取得額(土地を含む)及び建設仮勘定の年間増減は、設備投資などに左右され、もともと年変動が大きく、業種別の増減や前年比は大きく変動する傾向がある。

    業種別の構成比をみると、化学が376億円(前年312億円)で20.7%(同22.5%)を占め、以下、一般機械が240億円(同189億円)で13.2%(同13.6%)、プラスチックが199億円(同63億円)で10.9%(同4.6%)となっている(表24、図16)。

 

 

(3) 従業者規模別

 従業者規模別にみると、100〜299人規模が731億円(構成比40.2%、前年516億円)と、最も大きくなった。また、増減額も100〜299人規模が最も大きく前年に比べ216億円増加(前年比41.8%増)した(表25、図17)。

  

 

(4) 1事業所当たり有形固定資産投資総額

 1事業所当たりの有形固定資産投資総額は2億3,043万円(前年1億7,821万円)となり、前年に比べ5,222万円増加している(表24)。

業種別にみると、その他の製造業が9億1,146万円(前年8億6,628万円)と最も高く、次いで鉄鋼が5億7,471万円(同4億1,384万円)となったが、一方、低い業種は、衣服、情報通信機械などとなっている(表24)。

従業者規模別にみると、100人〜299人規模が731億3,780万円(前年515億6,109万円)と、前年に比べ大幅に増加した(表25)。