統計情報ライブラリー/産業工業統計調査

4.製造品出荷額等   ―前年比3.8%増と4年連続の増加―


 

 製造品出荷額等は、3兆7,254億円で、前年に比べ1,360億円増加(前年比3.8%増)し、2003年(平成15年)以来、4年連続の増加となった。

(1)業種別

 業種別(産業中分類別)にみると、増加したのは、非鉄金属(前年差821億円増、前年比27.4%増)、一般機械(同633億円増、同13.6%増)など16業種(前年11業種)であった。一方、減少したのは、化学(前年差▲486億円減、前年比▲9.0%減)、木材・木製品(同▲242億円減、同▲31.7%減)など8業種(前年13業種)であった(表9、図9)。

 業種別構成比をみると、一般機械が5,269億円で14.1%(前年12.9%)と最も高く、以下、化学が4,892億円で13.1%(同15.0%)、金属製品が4,307億円で11.6%(同12.2%)、電子部品が4,224億円で11.3%(同11.9%)、非鉄金属が3,817億円で10.2%(同8.3%)と、この上位5業種で製造品出荷額等の60.4%(同60.4%)を占めている(表9、図9)。

  

(2)従業者規模別          

  従業者規模別の構成比をみると、30〜299人規模が50.8%(前年50.0%)、300人以上規模が38.8%(同38.9%)、4〜29人規模が10.4%(前年11.1%)となった。金額では300人以上規模及び30〜299人規模で増加となり、4〜29人規模では減少となった。(表10、図10)。

 

 

 

(3)1事業所当たり製造品出荷額等

 1事業所当たり製造品出荷額等は、11億2,211万円(前年10億2,086万円)で、前年に比べ1億125万円(前年比9.9%増)の増加となった。業種別にみると、石油・石炭が121億8,746万円と最も高く、次いで化学の41億1,056万円、電子部品の37億3,847万円の順となっている(表11)。

 

(4) 従業者1人当たり製造品出荷額等

 

 従業者1人当たり製造品出荷額等は、2,956万円(前年2,897万円)で、前年に比べ59万円(前年比2.0%増)の増加となった。

 業種別にみると、石油・石炭が7億652万円(前年5億7,804万円)と最も高く、次いで非鉄金属が5,459万円(同4,902万円)となった(表11、図12)。

  従業者規模別にみると、300人以上規模で3,957万円(前年4,172万円)、30〜299人規模で3,135万円(同2,989万円)、4〜29人規模で1,328万円(同1,310万円)となった(表12)。