統計情報ライブラリー/産業工業統計調査

3.従業者数   前年比1.7%の増―

                     

 

  従業者数は、126,030人と、前年に比べ2,140人増加(前年比1.7%増)した。


(1)業種別

 業種別(産業中分類別)にみると、増加したのは、一般機械(前年差1,250人増、前年比7.9%増)、非鉄金属(同881人増、同14.4%増)、輸送機械(同430人増、同8.3%増)など11業種(前年10業種)であった。一方、減少したのは、木材・木製品(前年差▲354人減、前年比▲12.7%減)、繊維(同▲307人減、同▲9.3%減)、食料品(同▲190人減、同▲2.1%減)など13業種(前年14業種)であった(表5、図5)。

    業種別構成比をみると、金属製品が20,079人で15.9%(前年16.0%)と最も高く、以下、一般機械が17,086人で13.6%(同12.8%)、化学が11,040人で8.8%(同8.8%)、次いで電子部品、プラスチックと、この上位5業種で54.5%(同54.1%)を占めている(表5、図5)。



 

(2)従業者規模別                   

 従業者規模別の構成比をみると、30〜299人規模が47.9%(前年48.4%)で、300人以上規模が29.0%(同27.0%)、4〜29人規模が23.1%(同24.5%)であった(表6、図6)。



 

(3)1事業所当たり従業者数

 1事業所当たり従業者数は、38.0人で、前年に比べ2.8人(前年比8.0%)の増加となった。業種別にみると、電子部品が94.9人(前年90.2人)と最も多く、以下、化学が92.8人(同88.9人)、鉄鋼70.6人(同69.3人)となった(表5)。

 

(4) 性別の従業者数

 性別にみると、男性81,417人(構成比64.6%)、女性44,613人(同35.4%)となった。業種別の男女構成比では、鉄鋼が男性87.8%、石油・石炭で男性85.5%と男性の割合が高いのに対し、衣服では女性80.9%、なめし革は女性75.5%と女性の割合が高い(表7、図7)。

従業者規模別の女性構成比では、4〜29人規模が44.7%、30〜299人規模が38.2%、300人以上規模が23.4%と、規模が大きいほど女性の比率が低くなっている(表8)。

 

 

(5) 就業形態別の従業者数

  就業形態別にみると、正社員・正職員等が102,247人(構成比81.1%)、パート・アルバイト等が14,938人(同11.9%)となった。業種別構成比では、正社員・正職員等の割合は、精密機械90.9%、石油・石炭90.8%と高いのに対し、パート・アルバイト等の割合は、食料品38.3%、なめし革43.6%と高くなっている(表7、図8)。

 従業者規模別のパート・アルバイト等構成比では、4〜29人規模が22.1%、30〜299人規模が11.3%、300人以上規模が4.6%と規模が小さいほど高くなっている(表8)。