統計情報ライブラリー/産業工業統計調査

8.有形固定資産投資総額  前年に比べ▲7.6%減少―
                                                     (従業者30人以上の事業所)

                       

 

 有形固定資産投資総額は、1,386億円と前年(1,501億円)に比べ114億円減少(前年比 ▲7.6%減)し、前年に比べて減少した。

 

(1) 有形固定資産投資総額の内訳

  

 土地を除く有形固定資産が1,458億円(前年差51億円増、前年比3.6%増)、土地が 34億円(同3億円増、同9.1%増)となった(表23)。

   土地を除く有形固定資産取得額の内訳をみると、機械・装置が835億円(前年差▲88億円減、前年比▲9.6%減)と減少したが、建物・構築物が463億円(同137億円増、同42.2%増)、船舶・車両等は161億円(同2億円増、同1.2%増)と増加している(表23、図15)。

  
















(2)業種別

   

 業種別(産業中分類別)にみると、増加したのは、非鉄金属(前年差41億円増、前年比37.9%増)、化学(同38億円増、同13.9%増)など10業種(前年14業種)であった。一方、減少したのは、電子部品(前年差▲282億円減、前年比▲75.7%減)、プラスチック(同▲18億円減、同▲22.0%減)など11業種(前年7業種)であった。(表24、図16。3業種は秘匿値)。

なお、有形固定資産取得額(土地を含む)及び建設仮勘定の年間増減は、設備投資などに左右され、もともと年変動が大きく、業種別の増減や前年比は大きく変動する傾向がある。

    業種別の構成比をみると、化学が312億円(前年274億円)で22.5%(同18.3%)を占め、以下、一般機械が189億円(同151億円)で13.6%(同10.1%)、非鉄金属が151億円(同109億円)で10.9%(同7.3%)となっている(表24、図16)。

 

 

(3) 従業者規模別

 従業者規模別にみると、100〜299人規模が516億円(構成比37.2%、前年500億円)と、最も大きくなった。また、増減額も1000人以上規模が最も大きく前年に比べ▲132億円減少(前年比▲33.6%減)した(表25、図17)。

  

 

(4) 1事業所当たり有形固定資産投資総額

 1事業所当たりの有形固定資産投資総額は1億7,821万円(前年1億9,215万円)となり、前年に比べ▲1,394万円減少している(表24)。

業種別にみると、その他の製造業が8億6,628万円(前年6億231万円)と最も高く、次いで非鉄金属が5億7,982万円(同4億3,715万円)となったが、一方、低い業種は、衣服、情報通信機械などとなっている(表24)。

従業者規模別にみると、1,000人以上規模が37億3,732万円(前年65億6,464万円)と、前年に比べ大幅に減少した(表25)。