統計情報ライブラリー/産業工業統計調査

3.従業者数   前年比0.3%の増―

                     

 

  従業者数は、123,890人と、前年に比べ361人増加(前年比0.3%増)した。


(1)業種別

 業種別(産業中分類別)にみると、増加したのは、一般機械(前年差802人増、前年比5.3%増)、鉄鋼(同469人増、同14.3%増)、非鉄金属(同424人増、同7.5%増)など10業種(前年10業種)であった。一方、減少したのは、電子部品(前年差▲897人減、前年比▲7.6%減)、電気機械(同▲230人減、同▲6.5%減)、食料品(同▲223人減、同▲2.4%減)など14業種(前年12業種)であった(表4、図5)。

    業種別構成比をみると、金属製品が19,810人で16.0%(前年15.9%)と最も高く、以下、一般機械が15,836人で12.8%(同12.2%)、電子部品が10,911人で8.8%(同9.6%)、次いで化学、プラスチックと、この上位5業種で54.1%(同54.0%)を占めている(表4、図5)。



 

(2)従業者規模別                   

 従業者規模別の構成比をみると、30〜299人規模が48.4%(前年49.5%)で、300人以上規模が27.0%(同25.5%)、4〜29人規模が24.5%(同24.9%)であった(表5、図6)。



 

(3)1事業所当たり従業者数

 1事業所当たり従業者数は、35.2人で、前年に比べ0.1人(前年比▲0.3%減)の減少となった。業種別にみると、電子部品が90.2人(前年90.8人)と最も多く、以下、化学が88.9人(同82.4人)、精密機械80.0人(同77.8人)となった(表4)。

 

(4) 性別の従業者数

 性別にみると、男性79,092人(構成比63.8%)、女性44,798人(同36.2%)となった。業種別の男女構成比では、鉄鋼が男性87.6%、石油・石炭で男性85.4%と男性の割合が高いのに対し、衣服では女性83.3%、食料品は女性64.9%と女性の割合が高い(表7、図7)。

従業者規模別の女性構成比では、4〜29人規模が45.0%、30〜299人規模が38.1%、300人以上規模が24.6%と、規模が大きいほど女性の比率が低くなっている(表8)。

 

 

(5) 就業形態別の従業者数

  就業形態別にみると、正社員・正職員等が101,381人(構成比81.8%)、パート・アルバイト等が14,635人(同11.8%)となった。業種別構成比では、正社員・正職員等の割合は、精密機械90.8%、化学90.1%と高いのに対し、パート・アルバイト等の割合は、なめし革37.4%、食料品36.5%と高くなっている(表7、図8)。

 従業者規模別のパート・アルバイト等構成比では、4〜29人規模が21.7%、30〜299人規模が11.3%、300人以上規模が3.7%と規模が小さいほど高くなっている(表8)。