 ４．製造品出荷額等 ―前年比3.1％増と２年連続の増加― |
製造品出荷額等は、３兆5,101億円で、前年に比べ1,053億円増加（前年比3.1％増）し、2003年（平成15年）以来、2年連続の増加となった。
（１）業種別
業種別（産業中分類別）にみると、増加したのは、一般機械（前年差508億円増、前年比14.4％増）、鉄鋼（同194億円増、同19.1％増）など15業種（前年13業種）であった。一方、減少したのは、金属製品（前年差▲427億円減、前年比▲8.4％減）、飲料・飼料（同▲74億円減、同▲18.0％減）など9業種（前年11業種）であった（表9、図9）。
業種別の構成比をみると、化学が4,985億円で14.2％（前年14.2％）と最も高く、以下、電子部品が4,895億円で13.9％（同14.1％）、金属製品が4,631億円で13.2％（同14.9％）、一般機械が4,039億円で11.5％（同10.4％）、非鉄金属が2,569億円で7.3％（同7.1％）と、この上位５業種で製造品出荷額等の60.2％（同60.7％）を占めている(表9､図9)。
（２）従業者規模別
従業者規模別の構成比をみると、30〜299人規模が51.9％（前年52.1％）、300人以上規模が36.4％（同36.1％）、4〜29人規模が11.7％（前年11.8％）であった(表10､図10)｡
（３）１事業所当たり製造品出荷額等
１事業所当たり製造品出荷額等は、10億346万円（前年9億868万円）で、前年に比べ9,478万円（前年比10.4％増）の増加となった。業種別にみると、石油・石炭が68億3,839万円と最も高く、次いで化学の38億523万円、電子部品の37億6,545万円の順となっている（表11、図11）。
（４） 従業者１人当たり製造品出荷額等
従業者１人当たり製造品出荷額等は、2,842万円（前年2,713万円）で、前年に比べ123万円（前年比4.7％増）の増加と
なった。業種別にみると、石油・石炭が4億1,445万円（前年3億8,557万円）と最も高く、次いで化学が4,620万円（同4,503万円）となった（表11、図12）。
従業者規模別にみると、300人以上規模で4,052万円（前年3,817万円）、30〜299人規模で2,977万円（同2,901万円）、4〜29人規模で1,332万円（同1,248万円）となった（表12）。
