統計情報ライブラリー/産業工業統計調査

4.製造品出荷額等   ―前年比5.6%増と3年ぶりの増加―


 

 製造品出荷額等は、3兆4,048億円で、前年に比べ1,791億円増加(前年比5.6%増)し、2000年(平成12年)以来、3年ぶりに増加した。

(1)業種別

 業種別(産業中分類別)にみると、増加したのは、電子部品(前年差681億円増、前年比16.5%増)、その他の製造業(同619億円増、同98.1%増)、化学(同536億円増、同12.5%増)など13業種(前年5業種)であった。一方、減少したのは、金属製品(前年差▲594億円減、前年比▲10.5%減)、飲料・飼料(同▲92億円減、同▲18.4%減)など11業種(前年19業種)であった(表9、図9)。

 業種別構成比をみると、金属製品が5,058億円で14.9%(前年17.5%)と最も高く、以下、化学が4,841億円で14.2%(同13.3%)、電子部品が4,816億円で14.1%(同12.8%)、一般機械が3,531億円で10.4%(同10.0%)、非鉄金属が2,432億円で7.1%(同7.1%)と、上位5業種で60.7%(同60.8%)を占めている(表9、図9)。

 

  

(2)従業者規模別          

 従業者規模別の構成比をみると、30〜299人規模が1兆7,739億円で52.1%(前年50.9%)、300人以上規模が1兆2,299億円で36.1%(同36.8%)、4〜29人規模が4,011億円で11.8%(同12.3%)となり、製造品出荷額等はすべての規模で増加した(表10、図10)。

 

 

 

(3)1事業所当たり製造品出荷額等

 1事業所当たり製造品出荷額等は、9億868万円(前   年8億7,512万円)で、前年に比べ3,356万円(前年比3.8%増)の増加となった。業種別にみると、石油・石炭が63億6,183万円と最も高く、次いで化学の36億4,002万円、電子部品の35億9,418万円の順となっている(表11、図11)。

従業者規模別にみると、300人以上規模で250億9,899万円(前年228億2,826万円)、30〜299人規模で23億8,744万円(同22億2,020万円)、4〜29人規模で1億3,573万円(同1億3,745万円)となった(表12)。

 

(4) 従業者1人当たり製造品出荷額等

 従業者1人当たり製造品出荷額等は、2,713万円(前年2,590万円)で、前年に比べ123万円(前年比4.8%増)の増加となった。

業種別にみると、石油・石炭が3億8,557万円(前年3億274万円)と最も高く、次いで化学が4,503万円(同3,894万円)となった(表11、図12)。

  従業者規模別にみると、300人以上規模で3,817万円(前年3,675万円)、30〜299人規模で2,901万円(2,731万円)、4〜29人規模で1,248万円(1,238万円)となった(表12)。