統計情報ライブラリー/生活・環境家計調査報告書
2 総世帯のうち勤労者世帯の家計

 (1) 実収入の概況
  ―実収入は、対前年比実質5.9%の増加(全国は0.7%の増加)
 平成19年の富山市総世帯のうち勤労者世帯(平均世帯人員3.31人、世帯主の平均年齢48.9歳)の実収入は、1世帯当たり1か月平均627,775円(全国平均480,074円)で、前年に比べ名目6.0%の増加(全国平均0.8%増加)、実質5.9%の増加(全国平均0.7%増加)となり、名目、実質とも5年ぶりに増加に転じた。
 二人以上の世帯のうち勤労者世帯(平均世帯人員3.79人、世帯主の平均年齢49.0歳)の実収入は、1世帯当たり1か月平均673,192円(全国平均528,762円)で、前年に比べ、名目5.0%の減少(全国平均0.6%増加)、実質5.1%の減少(全国平均0.5%増加)となった(図5)
 また、二人以上の世帯のうち勤労者世帯の実収入を総世帯のうち勤労者世帯の実収入と比較すると、約1.1倍となった(図6)
          
図5 実収入額と対前年実質増減率の推移(富山市勤労者世帯)


図6 実収入の内訳(勤労者世帯)

 (2) 消費支出の概況
  ―消費支出は、対前年実質7.6%の増加(全国は1.6%の増加)
 平成19年の富山市総世帯のうち勤労者世帯の消費支出は、1世帯当たり1か月平均362,252円(全国平均289,821円)で、前年に比べ名目7.7%の増加(全国平均1.7%の増加)、実質7.6%の増加(全国平均1.6%の増加)となり、名目、実質とも3年ぶりに増加となった。
 二人以上の世帯のうち勤労者世帯の消費支出は、1世帯当たり1か月平均394,726円(全国平均323,459円)で、前年に比べ名目1.4%の減少(全国平均1.0%の増加)、実質1.5%の減少(全国平均0.9%の増加)となり、名目、実質とも2年ぶりの減少となった(図7)。
図7 消費支出額と対前年実質増減率の推移(富山市勤労者世帯)
 
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