統計情報ライブラリー/労働事業所・企業統計調査
2.従業者数推移
 (1) 従業者数
 従業者数は、529,664人で、平成8年に比べ29,387人(5.3%)減少と過去最大の減少となった。従業者数は、調査開始以来平成3年までほぼ一貫して増加していたが、平成6年に製造業、金融・保険業で大きく減少したことから全体として4,558人(0.9%)減少し、さらに前回調査(平成8年)では、サービス業、建設業で大きく増えたことから全体では増加に転じた。今回は、「A農業」で若干の増加があったが、それ以外の11産業ですべて減少となったことから大幅な減少となった。(グラフ3)
 
(2) 産業大分類別従業者数
表2 産業大分類別従業者数、構成比
  平成8年 平成11年
実数 構成比(%) 実数 構成比(%)
A農業 2,360 0.4 2,545 0.5
B林業 235 0.0 211 0.0
C漁業 927 0.2 804 0.2
D鉱業 1,225 0.2 1,123 0.2
E建設業 70,906 12.7 63,744 12.0
F製造業 166,737 29.8 156,279 29.5
G電・ガス・熱・水道業 4,161 0.7 3,812 0.7
H運輸・通信業 26,432 4.7 26,217 4.9
I卸売・小売業、飲食業  152,596 27.3 143,156 27.0
J金融・保険業 16,158 2.9 14,694 2.8
K不動産業 4,155 0.7 4,038 0.8
Lサービス業 113,159 20.2 113,041 21.3
559,051 100.0 529,664 100.0
 
グラフ4 産業大分類別従業者数(民営分)

 

 

 従業者数が最も多い産業は、F製造業」の156,279人(構成比29.5%)で、次いで「I卸売・小売業、飲食店」の143,156人(同27.0%)、「Lサービス業」の113,041人(同21.3%)の順となり、以上3産業で全体の8割弱を占める。
 構成比を平成8年と比べると「Lサービス業」が1.1ポイント、「H運輸・通信業」が0.2ポイント上昇したのに対し、「E建設業」が0.7ポイント、「F製造業」と「I卸売・小売、飲食店」が0.3ポイント低下した。(表2)
 産業大分類別の従業者数は、「A農業」で185(7.8)増加したが、それ以外の11産業では全て減少した。減少した産業は、「F製造業」の△10,458(6.3)が最も大きく、次いで「I卸売・小売、飲食店」の△9,440(6.2)、「E建設業」の△7,162(10.1)の順となっている。(グラフ4)