1 生産指数(季節調整済指数)は109.9と前月に比べ▲3.3%となり、3ヵ月ぶりに低下した(図表)。
これは13業種中、化学工業、繊維工業、電気機械工業など11業種において低下したことによる。なお、上昇した業種ははん用・生産用・業務用機械工業、プラスチック製品工業の2業種である。
業種別にみると、化学工業は医薬品などの減少により同▲3.8%で208.8となり、繊維工業は化繊・紡績などの減少により同▲41.1%で50.0となった。他方、はん用・生産用・業務用機械工業はロボット・産業機械などの増加により同12.3%の上昇で160.8となり、プラスチック製品工業は容器などの増加により同2.3%の上昇で109.3となった。
また、前年同月比(原指数)は4.5%の上昇となり、5ヵ月連続で前年を上回った。
なお、13業種中、平成22年基準の指数100を上回っている業種は、化学工業(208.8)、はん用・生産用・業務用機械工業(160.8)などの6業種となっている。
※ 主な業種別の動向は、「業種別の主な動向」(Word)
2 在庫指数(季節調整済指数)は135.0と前月に比べ▲1.7%となり、2ヵ月連続で低下した(図表)。
これは13業種中、化学工業、鉄鋼業など7業種が低下したことによる。なお、上昇した業種はプラスチック製品工業、窯業・土石製品工業など6業種である。
また、前年同月比(原指数)は8.1%の上昇となり、12ヵ月連続で前年を上回った。
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