統計情報ライブラリー/産業鉱工業生産指数
富山県鉱工業生産の動き
 
(H20.8.25公表)
〜〜平成20年6月分・第U四半期分〜〜   

総合指数                   平成12年(2000年)=100、季節調整済

 
平成20年6月
前月比(%)
前年同月比(%)
生 産
   100.2   ▲4.8     ▲4.3
在 庫
    99.0   ▲3.8      ▲2.8
1  生産指数(季節調整済指数)は100.2と前月に比べ▲4.8%の低下となり、3ヵ月ぶりに低下した(図表)。
 これは13業種中、化学工業、金属製品工業など
11業種が低下したことによる。なお、上昇した業種は電気機械工業、一般機械工業の2業種である。
 業種別にみると、化学工業は医薬品などの減少により前月比▲13.6%の低下で98.6となり、金属製品工業は金属製建具などの減少により前月比▲5.8%の低下で90.8となった。他方、電気機械工業は集積回路などの増加により前月比3.5%の上昇で128.5となり、一般機械工業は金属工作機械などの増加により前月比2.1%の上昇で130.1となった。
 また、前年同月比(原指数)は▲4.3%の低下となり、2ヵ月連続で前年を下回った。
 なお、13業種中、平成12年基準の指数
100を上回っている業種は、一般機械工業(130.1)、電気機械工業(128.5)、鉄鋼業(122.8)、非鉄金属工業(121.7)の4業種となった。

  ※ 主な業種別の動向は、「業種別の主な動向」(Word2003)           


2  在庫指数(季節調整済指数)は99.0と前月に比べ▲3.8%の低下となり、3ヵ月ぶりに低下した(図表)。
 これは13業種中、化学工業、金属製品工業など
7業種が低下したことによる。なお、上昇した業種は非鉄金属工業、輸送機械工業など6業種である。
 また、前年同月比(原指数)は▲2.8%の低下となり、10ヵ月ぶりに前年を下回った。
 
主要業種別指数の推移

 
 
 
〜〜平成20年第U四半期分〜〜

総合指数                 平成12年(2000年)=100、季節調整済

  平成20年U期
前期(末)比
(%)
前年同期(末)比(%)
生 産
103.6 
▲1.7  ▲1.0  
在 庫
  99.0  ▲1.4  ▲2.8  

注:数値は、小数点2位以下を四捨五入した形で表示してありますが、元の数値は2位以下の数 があるため、計算したときに小数点1位で差異が出ることがあります。

1  生産指数(季節調整済指数)は103.6と前期に比べ▲1.7%の低下となり、2期連続で低下した(図表)。
 これは13業種中、電気機械工業、プラスチック製品工業など
8業種が低下したことによる。なお、上昇した業種は化学工業、輸送機械工業などの5業種である。
 業種別にみると、電気機械工業は集積回路などの減少により前期比▲5.0%の低下で128.1となり、プラスチック製品工業は機械器具部品などの減少により前期比▲10.1%の低下で90.3となった。他方、化学工業は医薬品などの増加により前期比2.1%の上昇で108.4となり、輸送機械工業は自動車ボデーなどの増加により前期比33.0%の上昇で91.4となった。
 なお、前年同期比(原指数)は▲1.0%の低下となり、5期連続で前年を下回った。

2  
在庫指数(季節調整済指数)は99.0と前期末に比べ▲1.4%の低下となり、2期連続で低下した(図表)。
  これは13業種中、金属製品工業、化学工業など
9業種が低下したことによる。なお、上昇した業種は、一般機械工業、輸送機械工業などの4業種である。
  また、前年同期末比(原指数)は▲2.8%の低下となり、6期ぶりに前年を下回った。

※ 主な業種別の動向は、 「第W四半期業種別の主な動向」 (Word2003)      


  富山県の在庫循環図をみると、景気の谷であるH14年T期は「在庫調整局面」に位置し、H14年U期、V期の「在庫減少局面」を経て、H14年W期〜H15年V期には「在庫積み増し局面」に、H15年W期〜H16年T期は「在庫積み上がり局面」に入った。しかし、H16年U期〜V期には再び「在庫積み増し局面」へ、W期では「在庫減少局面」へ、H17年T期では「在庫調整局面」へと戻り、U期の「在庫減少局面」と「在庫積み増し局面」の境目付近を経て、V期には、「在庫調整局面」、W期では「在庫積み増し局面」へ移動した。H18年T期は「在庫減少局面」へ、U期は「在庫積み上がり局面」へ、V期〜W期は「在庫積み増し局面」へ移動した。H19年T期、U期は「在庫積み上がり局面」に、V期は「在庫調整局面」に、W期は「在庫積み上がり局面」へ移動した。H20年T期は「在庫調整局面」に、今回のH20年U期では、生産が前年同期比▲1.0%減、在庫が前年同期末比▲2.8%減となり、「在庫減少局面」へ移動した。

在庫循環図
  
 
主要業種別指数の推移

※ 富山県期別在庫循環 の推移
次回公表(更新)予定日 平成20年9月25日(木)
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