統計情報ライブラリー/産業鉱工業生産指数
富山県鉱工業生産の動き
 
(H19.5.25公表)
〜〜平成19年3月分・第T四半期分〜〜   

総合指数                   平成12年(2000年)=100、季節調整済

 
平成19年3月
前月比(%)
前年同月比(%)
生 産
   107.0    2.2      ▲2.6
在 庫
    99.0     5.4        1.0
1  生産指数(季節調整済指数)は107.0と前月に比べ2.2%の上昇となり、3ヵ月ぶりに上昇した(図表)。
 これは13業種中、一般機械工業、金属製品工業など
10業種が低下したものの、影響の大きい化学工業、非鉄金属工業など3業種が上昇したことによる。
 業種別にみると、化学工業は医薬品などの増加により前月比31.0%の上昇で126.5となり、非鉄金属工業はその他非鉄金属製品などの増加により前月比0.4%の上昇で126.6となった。他方、一般機械工業がロボット・産業機械などの減少により前月比▲12.0%の低下で127.3となり、金属製品工業は軽金属板製品などの減少により前月比▲6.4%の低下で91.1となった。
 この結果、13業種中、平成12年基準の指数
100を上回っている業種は、一般機械工業(127.3)、非鉄金属工業(126.6)、化学工業(126.5)、電気機械工業(121.1)、鉄鋼業(114.0)、の5業種となった。
  なお、前年同月比(原指数)は1.1%の上昇となり、2ヵ月ぶりに前年を上回った。

  ※ 主な業種別の動向は、「業種別の主な動向」(Word98)           


2  在庫指数(季節調整済指数)は99.0と前月に比べ5.4%の上昇となり、3ヵ月ぶりに上昇した(図表)。
 これは13業種中、化学工業、食料品工業など
7業種が上昇しパルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業の6業種が低下したことによる。
   なお、前年同月比(原指数)は1.0%の上昇となり、5ヵ月ぶりに前年を上回った。
 
主要業種別指数の推移

 
 
 
〜〜平成19年第T四半期分〜〜

総合指数                 平成12年(2000年)=100、季節調整済

  平成19年T期
前期(末)比
(%)
前年同期(末)比(%)
生 産
106.5 
▲2.8  ▲0.4  
在 庫
 99.0  0.3   1.0  

注:数値は、小数点2位以下を四捨五入した形で表示してありますが、元の数値は2位以下の数 があるため、計算したときに小数点1位で差異が出ることがあります。

  生産指数(季節調整済指数)106.5と前期に比べ▲2.8%低下し、3期ぶりに低下した(図表)。
 これは13業種中、その他の工業、繊維工業など
7業種が上昇したものの、影響の大きい化学工業、金属製品工業など6業種が低下したことによる。
 業種別にみると、化学工業は医薬品などの減少により前期比▲5.3%低下の109.8となり、金属製品工業は金属製建具などの減少により前期比▲4.6%低下の94.5となった。他方、繊維工業がその他の繊維製品などの増加により前期比2.3%の上昇で70.7となり、その他の工業はその他製品工業などの増加により前期比2.8%の上昇で70.3となった。
 なお、前年同期比(原指数)は▲0.4%低下し、3期ぶりに前年を下回った。

2  
在庫指数(季節調整済指数)99.0と前期末に比べ0.3%の上昇となり2期ぶりに上昇した(図表)。
  これは13業種中、パルプ・紙・紙加工品工業、プラスチック製品工業の7業種が低下したものの、影響の大きい化学工業、非鉄金属工業など6業種が上昇したことによる。
  なお、前年同期末比(原指数)は1.0%の上昇となり、2期ぶりに前年を上回った。

※ 主な業種別の動向は、 「第W四半期業種別の主な動向」 (Word98)      


  富山県の在庫循環図をみると、H12年はおおむね「在庫積み増し局面」に位置し、H13年T期〜V期にはおおむね「在庫積み上がり局面」に推移していた。その後、H13年W期〜H14年V期の「在庫調整局面」、「在庫減少局面」を経て、H14年W期〜H15年V期には「在庫積み増し局面」に、H15年W期〜H16年T期は「在庫積み上がり局面」に入った。しかし、H16年U期〜V期には再び「在庫積み増し局面」へ、W期では「在庫減少局面」へ、H17年T期では「在庫調整局面」へと戻り、U期の「在庫減少局面」と「在庫積み増し局面」の境目付近を経て、V期には、「在庫調整局面」、W期では「在庫積み増し局面」へ移動した。
 H18年T期は「在庫減少局面」へ、U期は「在庫積み上がり局面」へ、V期〜W期は「在庫積み増し局面」へ移動した。
  今回のH19年T期は生産が前年同期比▲0.4%の減、在庫が前年同期末比1.0%の増となり、「在庫調整局面」へ移動した。


在庫循環図
  
 
主要業種別指数の推移

※ 富山県期別在庫循環 の推移
次回公表(更新)予定日 平成19年6月25日(月)
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