1 生産指数(季節調整済指数)は111.2と前月に比べ5.4%上昇し、2ヵ月ぶりに上昇した(図表)。 これは13業種中、化学工業、金属製品工業など8業種が上昇し、電気機械工業、プラスチック製品工業など5業種が低下したことによる。
業種別にみると、化学工業は医薬品などの増加により前月比24.6%上昇の117.6となり、金属製品工業が軽金属板製品などの増加により前月比2.0%上昇の97.2となった。他方、電気機械工業は集積回路などの減少により前月比▲2.9%低下の138.7となり、プラスチック製品工業は機械器具部品などの減少により前月比▲5.9%低下の105.2となった。
この結果、13業種中、平成12年基準の指数100を上回っている業種は、電気機械工業(138.7)、一般機械工業(134.3)、非鉄金属工業(122.6)、化学工業(117.6)、鉄鋼業(111.3)、輸送機械工業(109.2)、プラスチック製品工業(105.2)の7業種となった。
なお、前年同月比(原指数)は5.5%上昇し、2ヶ月ぶりに前年を上回った。
※ 主な業種別の動向は、「業種別の主な動向」(Word98)
2 在庫指数(季節調整済指数)は101.2と前月に比べ3.3%上昇し、3ヵ月ぶりに上昇した(図表)。 これは13業種中、化学工業、その他の工業など7業種が上昇し、繊維工業、非鉄金属工業など6業種が低下したことによる。
なお、前年同月比(原指数)は3.1%上昇し、2ヵ月ぶりに前年を上回った。
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