統計情報ライブラリー/産業鉱工業生産指数
富山県鉱工業生産の動き  (H13.2.20up)
〜〜平成12年12月分〜〜   
平成12年第W四半期分はこちら

 

総合指数                   平成7年=100、季節調整済

平成12年12月
前月比(%)
前年同月比(%)
生 産
100.4
0.5
1.1
在 庫
89.5
 0.7
0.5

 
 
 
 
 生産指数は100.4と、前月に比べ0.5%の上昇となり、7ケ月ぶりに100を上回った。
  これは、13業種中、一般機械工業、非鉄金属工業など業種が低下したものの、金属製品工業、化学工業、繊維工業など6業種が低下したためである。
  業種別では、金属製品工業が金属製建具、軽金属板製品の生産が堅調なことにより前月比2.3%増の85.6となった。化学工業は医薬品を中心に生産が増加したことにより前月比3.0%増の99.1となった。一方、一般機械工業は金属工作機械の生産減により前月比▲11.0%減の109.6となった。非鉄金属工業は非鉄金属鋳物をはじめ生産の伸び悩みにより前月比▲6.3%減の92.8となった。
  この結果、全業種では平成7年基準の指数(100.0)を上回っている業種は、10月から引き続き、電気機械工業(158.2)、プラスチック製品工業(122.9)、一般機械工業(109.6)、窯業・土石製品工業(103.6)の4業種となっている。また、90台の業種は、化学工業(99.1)、パルプ・紙・紙加工品工業(97.5)、非鉄金属工業(92.8)の3業種であり、前月90台の業種であった、その他の工業(89.3)、食料品工業(86.6)は80台と低下した。
  なお、前年同月比では1.1%の上昇となった。
 
 在庫指数89.5で、前月に比べ0.7%の上昇となった。
  これは、プラスチック製品工業、非鉄金属工業など6業種が低下したものの、化学工業、電気機械工業など7業種が上昇したためである。
  また、前年同月比は0.5%の上昇となった。
   
   
   
業種別動向(月別)へ

主要業種別指数(月別)の推移へ

鉱工業指数表へ

  
  

  
  
  
  
平成12年12月分業種別の動向


※業種は寄与率(全体に与える影響)の大きい順に掲載
※ウエイトは10000分比で算出
 
<生 産>
上昇した主な業種
業  種 ウエイト 指数 前月比 前年同月比 寄与した主な品目
金属製品工業 2,515.1   85.6   2.3% ▲4.4% 金属製建具,軽金属板製品など
化学工業  1,854.3  99.1 3.0% ▲0.9% 医薬品など
繊維工業
672.9
68.1
7.8%
3.9%
繊維製品など

低下した主な業種
業  種 ウエイト 指数 前月比 前年同月比 寄与した主な品目
一般機械工業    993.3  109.6 ▲11.0% 8.3% 金属工作機械など       
非鉄金属工業 476.2 92.8 ▲6.3% 4.1% 非鉄金属鋳物など
食料品工業 387.4 86.6  ▲4.4% ▲0.4% 飲料など

 
 
 
<在 庫>
上昇した主な業種
業 種 ウエイト 指数 前月比 前年同月比 寄与した主な品目
化学工業  2,149.1  115.3 7.1% 9.6% 医薬品など
電気機械工業 214.7 72.3 29.1% 7.4% 回転・静止電気機器など
輸送機械工業 107.8 128.7 8.2% 3.9% 自動車部品など

 
低下した主な業種
業 種 ウエイト 指数 前月比 前年同月比 寄与した主な品目
プラスチック製品工業  654.3  87.9 ▲6.9% ▲11.3% 日用品雑貨など
非鉄金属工業 506.2 87.6 ▲4.9% ▲8.5% アルミニウム二次精錬など
窯業・土石製品工業 328.1 80.5 ▲6.2% ▲8.0% 炭素製品など


 

   
   
  
  
主要業種別指数の推移



 
 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 

〜〜平成12年第W四半期分(速報)〜〜

総合指数                 平成7年=100、季節調整済

平成12年W期
前期比(%)
前年同期比(%)
生 産
99.0
3.6
1.8
在 庫
89.5
▲0.7
0.5
 生産指数99.0で、前期に比べ3.6%の上昇となった。
 これは、13業種中、その他の工業(精密機械工業ほか)3業種が低下したものの、電気機械工業、化学工業、金属製品工業など10業種が低下したためである。
 また、前年同期比は、1.8%増と7期連続で上昇した。
 業種別では、電気機械工業は回転・静止電気機器の生産増により、対前期比14.9%増の155.3となった。また、化学工業は医薬品の生産増により、対前期比3.8%増の96.7となった。一方、輸送機械工業は対前期比▲9.3%減と2期連続低下し65.6となった。また、その他の工業は対前期比▲4.5%減と2期連続低下91.1となった。
 
 在庫指数89.5で、前期に比べ▲0.7%減となり3期連続で低下した。
 これは、13業種中、電気機械工業、食料品工業など7業種が上昇したものの、金属製品工業、非鉄金属工業など6業種が低下したためである。
 また、前年同期比は0.5%増と上昇した。
   
   
   
業種別動向(四半期別)へ

在庫循環の推移へ

主要業種別指数(四半期別)の推移へ

鉱工業指数表へ

  
  

  
  
  
 
平成12年第W四半期業種別の動向


※業種は寄与率(全体に与える影響)の大きい順に掲載
※ウエイトは10000分比で算出
 
<生 産>
上昇した主な業種
業  種 ウエイト 指数 前期比 前年同期比 寄与した主な品目
電気機械工業    1,157.6 155.3 14.9% 18.3% 配電盤、回転・静止電気機器など
化学工業 1,854.3 96.7 3.8% ▲6.3% 集医薬品、接着剤など
金属製品工業
2,515.1
83.8
2.9%
0.0%
金属製建具など

低下した主な業種
業  種 ウエイト 指数 前期比 前年同期比 寄与した主な品目
その他の工業   490.8  91.1 ▲4.5% ▲5.4% 精密機械工業など   
輸送機械工業 125.7 65.6 ▲9.3% ▲23.6% 自動車ボデーなど
窯業・土石製品工業 266.2 103.3 ▲3.7% ▲2.5% 炭素製品、生コンクリートなど

 
 
 
<在 庫>
上昇した主な業種
業 種 ウエイト 指数 前期比 前年同期比 寄与した主な品目
電気機械工業 214.7 72.3 8.9% 7.4% 集積回路など
一般機械工業 741.4 86.3 6.3% ▲0.9% その他一般機械・部品など
食料品工業  573.5 107.5  7.3% 5.1% 冷凍調理品など

 
低下した主な業種
業 種 ウエイト 指数 前期比 前年同期比 寄与した主な品目
金属製品工業 2,536.4 74.2 ▲6.0% ▲0.1% 金属製建具など
非鉄金属工業 506.2  87.6 ▲7.0% ▲8.5% 電線ケーブル,アルミニウム圧延製品など
プラスチック製品工業 654.3 87.9 ▲4.4% ▲11.3% 日用品雑貨など


 

   


 
 
 
在庫循環の推移(期別)



 富山県の在庫循環図をみると、平成11年T期に「在庫減少局面」に入り、W期までその傾向が続いた。平成12年T期、U期は「在庫積み増し局面」に位置している。

  今回の平成12年W期をみると、平成12年V期に引き続き、生産、在庫ともに前年同期比プラスとなっており、「在庫積み増し局面」に位置している。
  
  また、全国の循環図をみると、平成11年W期までは「在庫減少局面」に位置していたが、平成12年T期からW期までは「在庫積み増し局面」に位置している。
 
 
 <在庫循環図について>
(在庫積み増し局面)
   景気が上向いているときには、将来の需要増を見込み、原料を手当し、製品化を急ぎ、在庫を積みます。

(在庫積み上がり局面)
景気の山を迎え、下降局面に入ると、企業の需要予測より実際の需要が下回ることになり、在庫がたまりはじめる。(意図せざる在庫投資)

(在庫調整局面)
  企業は積み上がった在庫を減らすために、減産を行う。この結果、景気の停滞・後退はさらに進む。これが在庫調整であり、この在庫調整が終了する時期が、ほぼ景気の谷となる。

(在庫減少局面)
   景気が回復し需要が増えると、最初は生産が追いつかず、在庫が減少する。
 
 
 在庫循環は、「在庫積み増し局面」→「在庫積み上がり局面」→「在庫調整局面」→「在庫減少局面」と景気の局面ごとに起こり、在庫循環図では、通常、時計反対方向にグラフが推移する傾向がある。

  
 
 
 

  
 
 
 
 
主要業種別指数の推移



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