統計情報ライブラリー/産業鉱工業生産指数
富山県鉱工業生産の動き  (H12.9.20up)
〜〜平成12年9月分(速報)〜〜   
平成12年V期分はこちら

 

総合指数                   平成7年=100、季節調整済

平成12年9月
前月比(%)
前年同月比(%)
生 産
94.1
▲3.8
▲1.2
在 庫
90.0
 1.7
0.9

 
 
 
 
 生産指数94.1となり、前月に比べ▲3.8%の低下となった。
  これは、化学工業、プラスチック製品工業など13業種中5業種が上昇したものの、一般機械工業、電気機械工業など8業種が低下したためである。
 
  業種別では、一般機械工業が産業機械・ロボットの大幅な低下などにより前月比▲18.9%減の98.1となった。電気機械工業が集積回路、電子・部品などの生産減から前月比」11.4%減の127.7となった。一方、化学工業が医薬品の生産増加から前月比9.0%増の94.3となった。プラスチック製品工業が機械器具部品の生産が好調により前月比6.9%増の129.3で2ヶ月連続で上昇した。
  この結果、全業種では平成7年基準の指数(100.0)を上回っている業種は、プラスチック製品工業(129.3)、電気機械工業(127.7)、窯業・土石製品工業(109.4)の3業種となり前月に比べ1業種減少した。また、90.0台の業種は、一般機械工業(98.1)、その他の工業(97.2)、パルプ・紙・紙加工品工業(94.4)、化学工業(94.3)、非鉄金属工業(91.4)の5業種となり前月に比べ1業種増加した。
  なお、前年同月比は▲1.2%の低下となり、平成11年4月依頼17ヶ月ぶりの低下となった。
 
 在庫指数91.8で、前月に比べ▲1.0%減と2ヶ月連続の低下となった。
  これは、鉄鋼業、プラスチック製品工業など10業種が上昇したものの、寄与率の大きかった非鉄金属工業、繊維工業、パルプ・紙・紙加工品工業の3業種が低下したためである。
  また、前年同月比は▲2.3%の低下となった。
   
   
   
業種別動向(月別)へ

主要業種別指数(月別)の推移へ

鉱工業指数表へ

  
  

  
  
  
  
平成12年9月分業種別の動向


※業種は寄与率(全体に与える影響)の大きい順に掲載
※ウエイトは10000分比で算出
 
<生 産>
低下した主な業種
業  種 ウエイト 指数 前月比 前年同月比 寄与した主な品目
一般機械工業 993.3 98.1 ▲18.9% 11.3% 産業機械・ロボットなど
電気機械工業 1,157.6 127.7 ▲11.4% 1.7% 集積回路など
金属製品工業
2,515.1
81.1
▲5.1%
▲5.0%
金属製建具など

上昇した主な業種
業  種 ウエイト 指数 前月比 前年同月比 寄与した主な品目
化学工業 1,854.3 94.3 9.0% ▲5.5% 医薬品など
プラスチック製品工業 341.6 129.3 6.9% ▲7.8% 機械器具部品など
繊維工業 672.9 64.5 4.2% ▲7.3% 染色整理など

 
 
 
<在 庫>
上昇した主な業種
業 種 ウエイト 指数 前月比 前年同月比 寄与した主な品目
化学工業 2,149.1 110.6 11.4% 10.8% 医薬品など
繊維工業 656.9 87.9 5.6% 2.5% 化繊・紡績など
一般機械工業 741.4 81.2 2.8% ▲11.5% 軸受など

 
低下した主な業種
業 種 ウエイト 指数 前月比 前年同月比 寄与した主な品目
非鉄金属工業 506.2 94.2 ▲9.6% 2.0% 電線ケーブルなど
金属製品工業 2,536.4 78.9 ▲1.5% 1.6% 金属製建具など
プラスチック製品工業 654.3 91.9 ▲4.1% ▲16.3% 機械器具部品など


 

   
   
  
  
主要業種別指数の推移



 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 









 
 
 
 

〜〜平成12年V期分(速報)〜〜

総合指数                 平成7年=100、季節調整済

平成12年V期
前期比(%)
前年同期比(%)
生 産
95.6
▲3.8
0.3
在 庫
90.0
▲2.0
0.9
 生産指数95.6で、前期に比べ▲3.8%の低下となった。
 これは、窯業・土石製品工業、金属製品工業、など13業種中4業種が上昇したものの、化学工業、電気機械工業など9業種が低下したためである。
また、前年同期比は、0.3%増と6期連続で上昇した。

 主要業種でみると、化学工業は医薬品の生産減により対前期比▲10.6%減の93.2となった。また、電気機械工業は対前期比▲5.9%減と2期連続低下して135.2となった。一方、窯業・土石製品工業は生コンクリートなどの生産増により対前期比5.8%増と2期連続上昇して107.3となった。また、金属製品工業は軽金属板などの生産増により対前期比0.7%増と4ヶ月ぶりに上昇し81.4となった。
 
 在庫指数90.0で、前期に比べ▲2.0%減となり2期連続で低下した。
 これは、繊維工業、化学工業など13業種中4業種が上昇したものの、鉄鋼業、プラスチック製品工業なヌ9業種が低下したためである。
 また、前年同期比は0.9%増と10期ぶりに上昇した。

   
   
   
業種別動向(四半期別)へ

在庫循環の推移へ

主要業種別指数(四半期別)の推移へ

鉱工業指数表へ

  
  

  
  
  
 
平成12年V期業種別の動向


※業種は寄与率(全体に与える影響)の大きい順に掲載
※ウエイトは10000分比で算出
 
<生 産>
低下した主な業種
業  種 ウエイト 指数 前期比 前年同期比 寄与した主な品目
化学工業 1,854.3 93.2 ▲10.6% ▲5.0% 医薬品など
電機械工業 1,157.6 135.2 ▲5.9% 8.8% 集積回路など
一般機械工業
993.3
11.4
▲6.9%
16.0%
産業機械・ロボットなど

上昇した主な業種
業  種 ウエイト 指数 前期比 前年同期比 寄与した主な品目
窯業・土石製品工業 266.2 107.3 5.8% 1.9% 生コンクリートなど
金属製品工業 2,515.1 81.4 0.7% ▲4.6% 軽金属板製品など
パルプ・紙・紙加工品工業 453.0 96.4 2.4% ▲0.1% ダンボール・箱・袋など

 
 
 
<在 庫>
低下した主な業種
業 種 ウエイト 指数 前期比 前年同期比 寄与した主な品目
鉄鋼業 723.8 64.2 ▲22.5% 9.7% 素製品(鋼半製品含)など
プラスチック製品工業 654.3 91.9 ▲12.4% ▲16.3% フィルム・シートなど
金属製品工業 2,536.4 78.9 ▲3.5% 1.6% 金属製建具など

 
上昇した主な業種
業 種 ウエイト 指数 前期比 前年同期比 寄与した主な品目
繊維工業 656.9 87.9 7.6% 2.5% 衣類など
化学工業 2,149.1 110.6 1.7% 10.8% 医薬品など
一般機械工業 741.4 81.2 4.5% ▲9.4% 軸受など


 

   


 
 
 
在庫循環の推移(期別)



 富山県の在庫循環図をみると、平成10年U期から「在庫減少局面」に入り、平成11年T期までその傾向が続いた。

 第U期からは生産の前年同期比がプラスとなり「在庫積み増し局面」に入り、平成12年U期まで続いた。

  今回の平成12年V期をみると、生産、在庫ともにプラスとなり「在庫積み上がり局面」に位置している。
  
  また、全国の循環図をみると、平成11年V期以降「在庫積み増し局面」に入り、緩やかな生産活動がみられる。
 
 
 <在庫循環図の見方>
(在庫積み増し局面)
   景気が上向いているときには、将来の需要増を見込み、原料を手当し、製品化を急ぎ、在庫を積みます。

(在庫積み上がり局面)
景気の山を迎え、下降局面に入ると、企業の需要予測より実際の需要が下回ることになり、在庫がたまりはじめる。(意図せざる在庫投資)

(在庫調整局面)
  企業は積み上がった在庫を減らすために、減産を行う。この結果、景気の停滞・後退はさらに進む。これが在庫調整であり、この在庫調整が終了する時期が、ほぼ景気の谷となる。

(在庫減少局面)
   景気が回復し需要が増えると、最初は生産が追いつかず、在庫が減少する。
 
 
このように、在庫局面は、「在庫積み増し局面」→「在庫積み上がり局面」→「在庫調整局面」→「在庫減少局面」の4つの局面を変化し循環していく。

  
 
 
 

  
 
 
 
 
主要業種別指数の推移



<鉱工業指数表はこちらへ>

    
  <通産省(全国の数値)へ>