内水面養殖業経営体 |
1.養殖種類別経営体数 ― 減少率は8.5%―
内水面養殖業経営体数(内水面で魚類等の養殖の事業を行うもの)は54経営体で、前回と比べ5経営体(8.5%)減少した。
養殖目的別にみると、食用が33経営体(構成比61.1%)で全体の約7割を占めており、次いで鑑賞用が19経営体(同35.2%)、種苗用が2経営体(同3.7%)となった。
主とする養殖種類別にみると、「錦ごい」は19経営体で1経営体(5.0%)、「食用いわな」は16経営体で4経営体(20.0%)、「食用こい」は9経営体で4経営体(30.8%)、それぞれ減少した。
1経営体平均販売金額は714万円で、前回と比べ33万円(4.8%)増加した。
2.経営組織別経営体数 ― 個人、団体ともに減少―
経営組織別にみると、個人経営体が44経営体で前回と比べ1経営体(2.2%)減少した。一方、団体経営体は10経営体で4経営体(28.6%)減少した。
3.専兼業別個人経営体 ―第2種兼業が約7割を占める―
個人経営体を専兼業別にみると、専業が6経営体(構成比13.6%)、第1種兼業が9経営体(同20.5%)第2種兼業が29経営体(同65.9%)となった。
前回と比べ、第1種兼業で50.0%増加したが、専業と第2種兼業で減少した。
4.内水面養殖業従事者数 ―65歳以上の高齢者の占める割合が増加―
過去1年間の内水面養殖業従事者数は110人で、前回と比べ19人(14.7%)減少した。
これを男女別にみると、男子は77人(構成比70.0%)、女子は33人(同30.0)で、前回と比べそれぞれ減少した。
男子年齢別構成割合をみると、65歳以上で44.4%、50歳代で23.5%増加したほかは、他の階層で減少した。この結果、65歳以上の高齢者の占める割合は9.6ポイント上回る23.6%となった。